１０月を読み始めて

もう１０月ですか。
１０月はたそがれの国なんですよ。
（ブラッドベリね）

昨日は石本さんに遊びに来なよーと、
飲みに来なよーみたいな感じで誘われたので
masのレコ発ライブに行ってきたのですが、
開演時間が早いというのを知らなくて、
着いたらすでに見たいと思っていたpasadenaもツジコノリコも
終了していて、しょうがないので
残りの降神とmasを存分に堪能しました。
降神のラップは不満や自慢を声高に唱えるでもなく
演劇的な発声でファンタジーともいえる独自の世界観を
二人で交互に、または同時に歌っていて、その雰囲気はとても
ピースフルでライブ感があってとても楽しめました。
リリックの内容や言葉のチョイス自体は
それほど私の好みではないのですが、
リズムとあの息遣いだけで心動かされてしまう力があって、
それはDJのトラックでラップしてる時よりも
masの生演奏をバックにラップした時の方がより顕著に
現れていて、masと一緒にやった２曲は
本当に素晴らしくて感動しました。
そのmasも電子的な打撃音やパーカス、ドラムのリズムに
サックス、胡弓、トランペットなどの上物との絡みが
非常に高揚感に溢れており、踊りましたよ私は。
実は私も踊るのですよ。クローリングしつつ。
あと最後の長尺な曲の冒頭の渋い展開にも
心惹かれました。
ああいう地味な構築が私の嗜好なのだなと改めて思ったりしつつ。
楽しめました。
バックに映るVJの色のセンスとかも凄かったです。
（VJの人は「繊細なアメリカ人」と紹介されてましたが
見たら本当に繊細ぽいアメリカ人でした）
あと内輪を褒めるわけではないですが、この日の
石本さんのダブミックスは冴えまくりで素晴らしかったです。

しかしこういうステージを見ると自分もダンスに直結するような
リズムを重視した音楽をやりたくなってしまうのですが、
そういうのも今後考えようかなとか思いました。
それはそれでいびつなものが出来そうですが。