ダブる心

fishingwithjohn2007-07-25

今取りかかっているイトケン+ジマニカとのコラボ曲ですが、
何かもうひとスパイス欲しいなーと思い立ったので
石本さんに一部ダブミックスも施してもらいました。
色々な人の手が入るとまた違うテイストになるので
自分としては新鮮なんですよね、こういう共同作業が。
昨日マオスタで作業して来たんですが、
デジタル、アナログ2種のディレイを駆使して
何パターンかのダブミックスを入れてもらって
(ああいう処理の仕方を口で説明するのって難しいですね。
「ここは一撃必殺な感じで」とか文系な説明に終始しましたが)、
あとで私がそれをエディットするという形になりました。
このエディット次第で曲の表情が変わるわけなので
なかなか大変な作業になるわけですが、
頑張らないとなーとか思ったりしているこの頃です。
石本家の猫のコマオも「かっこ良いんじゃニャイの。」と
曲のプレイバックを聞きながら目をくりくりさせていました。
時折ごろんごろんとかしながら。
ニャーと高い声で、鳴いたりしながら。
コマオがそう言うのならきっと良いのでしょうこの曲。


この曲は10月にiTUNES STOREから配信される予定で、
昨日はそのジャケの打ち合わせなんかもしたんですが、
ぜひ世界中の人や猫に聞いていただきたいものだなと思っています。
fwjの楽曲って世界各国のiTSでも売られているんですが、
国によって売れている楽曲が違ったりして面白いんですよね。
「スケッチリバーブ」ていう短いピアノ曲が上位に入ってたり。
「夜に塗れて」が「Yoruni nurete」になってたりして。
いや、タイトル間違ってますけど、というのもあったりして。
(あれは「よるにまみれて」と読むんですけどね)


しかし私が埼玉の郊外で細々と自宅録音した楽曲を
見知らぬアメリカだのイギリスだのといった外国のリスナーが
好んで買って聞いてくれているという現象は
非常に健康的かつ美しいことなんじゃないか、
実は音楽ってそうあるべきなんじゃないかと思ったりするのですが、
(このフットワークの軽さ、楽曲のみで届く近さったら!)
私はそういう事象に大変に感謝の気持ちを抱いています。
iTUNESに私の楽曲を入れてくれている方々に
頭を垂れたい自分がいますよ、実った稲穂の如く。
本当にありがたいことです。


ところでフランス・ギャルの楽曲に
「ジャズる心」というのがあるんですが、
このタイトル、実に秀逸ですよね。
「パンクる心」とか「テクノる心」とか応用が利きそうです。
プログレる心」とか、ひねたグレ方しそうで良いですよね。
90年代から00年代にかけては
エレクトロニカる心」「ポストロックる心」でしょうか。
って、ふと「ダブる心」という今回のタイトルを思いついたら
色々と連想してしまいました(笑)。