ジュライ、エヴァ鑑賞

先日友人のライブを見に行く前に時間があったので
ふと思い立って「エヴァンゲリオン新劇場版 破」を鑑賞して来ました。
私が好んで見に行く映画は大抵客席がガラガラな場合が多いのですが
さすがエヴァはすんごい混んでましたね。
あんだけ客のいる映画久々でした。
でまた内容もすんごい面白くて。
OSが新しいのに変わったくらいのバージョンアップという印象を受けました。
エヴァの世界の底知れぬ奥深さにちょっとショック受けましたね。
シンジ、レイ、アスカの微妙なやりとりとか人間関係の機微の描き方がとても丁寧で良くて、
何か普通に泣きそうな自分がいたですよ。
全キャラ本当に魅力的で。
あんまり細かいこと書くとネタばれになるので書きませんが。
最後のシンジとレイのくだりとかかなりぐっと来ましたよ。
メガネ女子の新キャラも良かったですしね。
あと新しい使徒のデザインが実に秀逸というか鳥肌立ちましたねあれ。
あの造形と色味、夢に出て来そうです。
使徒という概念自体が発明という気もしますが
あの存在の底恐ろしさは人の価値観変えるくらいの威力ありますよね。
異生物との闘いの狂気と人間味溢れるやりとりの温かさ、
近未来の先鋭なデザインと古き良き日本の夏の光景の共存、
緩急のある展開に飽きずに見入ってしまいました。
そうそうエヴァってこういうのだったわと思い出しつつも同時に
エヴァってこんなに凄かったんだという新たな発見があって。
テレビ版での戦闘シーンでクラシックが流れる演出とかも秀逸でしたが
今回の戦闘シーンで流れる歌も衝撃的でしたね。
歌詞の内容がまた。
残酷過ぎて美しいみたいな。
(残酷といえば戦闘シーンでの痛みを伴うリアルな描写が相変わらず見事でしたね)
ただ最後のところで流れる歌はどうなのという気もしましたけどね。
2回も同じような手を使うの?という感じで。
ああいう演出は1回に留めた方が良い気もしましたが。
ナウシカのらんらんらららんらんらん、とかいう
気持ち悪い歌唱をちょっと思い出してしまいました。
そういや会社のロゴが出て来る冒頭でウルトラマンのSEが使われていましたね。
音関係で言えば。
あと某メーカーの缶コーヒーが実名だなあと思ったらスポンサーでしたね。
何か半ば開き直ってCMタイム設けてるみたいで潔かったですけどね。
結局人類補完計画って何なのとか次回作で明らかになるのかならないのかわかりませんが、
もう謎は謎のままで良いような気もします。
見ながら忘れてた設定を徐々に思い出したりしましたが、
わからないで見てもあの世界観提示されただけで確実に楽しめますもんね。
つーか「序」の方を実はまだ見てなかったりするので
そのうち借りて来て見たいと思います。
笑えばいいと思うよ。
ということで。