こち亀ミッション

「こち亀」実写版つい見ちゃいましたが、思ってたよりも良い出来でしたね。
程よくチープで程よくベタで。笑いあり涙ありのドタバタ劇そのもので。
あれ脚本マギーだったんですね。
グッジョブだなと思いました。
全体にこち亀原作への愛情が感じられましたね。
衣装が変なのもまあコントだと思えば（笑）。
ビートたけしの使い方も良かったですね。
ネタの内容関係なくたけしが喜々としてあれをやることに意味があるのですよね。
ラサール石井との絡みが舞台ぽいのも良かったですね。あのベタな感じが。
結局ジャニーズ頼みなのかという向きもありますが、
ジャニーズのアイドルが何だかんだで両さんを演じ切っちゃうんだから凄いですよね。
しかもおはロック再びみたいな商売も絡めて。
香取くんの器の大きさを感じました。

私は「こち亀」原作は１２０巻くらいまでは集めてたんですが、
最近はさすがにもう買ってないですね。
ある日「そうだ、こち亀全巻揃えよう」と、
「そうだ、京都行こう」的なテンションで思い立って古本で集め出したんですが、
当時まだブックオフもヤフオクもなかったので集めるの結構時間かかりましたね。
あれだけ数があるとどれを持ってるのかわかんなくなっちゃうので、
メモに持ってない巻の数字を書いておいてそれを見つける度に消して行くという、
ミッション遂行みたいなテンションでこち亀を漁っていたものです。
まあ誰に命令されたわけでもないんですが。
ちなみに山止たつひこ版は高いのでスルーでしたけどね。
（山止名義のままだったらここまで続かなかったんじゃないでしょうかね。）
「情熱大陸」での秋本先生の堅実かつ丁寧な仕事ぷりを見て
これが長続きの秘訣かと感心したものですが、
この先もずっと続いて欲しいものですね、こち亀。
これを機に最新のこち亀にまた触れてみようかなと思ったりした次第です。

そういえばせんだみつおが両さん役だった初期の実写版はDVD化されてないんですかね。
あれば見たいような見たくないような。
もしくはどうでもいいような（笑）。