ダイヤ革命のブラック&ホワイト

ここ数日張子の仕事で東飯能のデパートに通っていたんですが、
(ここ最近のライブなどで私のことを初めて知ったという方に説明しますと
私は普段張子人形を作っており、デパートの催事などで実演販売したりしてるのですね)
思ってたより3割増くらい田舎風情な町だったので驚きましたね。
本当に駅前に何もないのですよ。
駅の反対側にコンビニがぽつんとあるだけで。
コンビニのコンビニエンスっぷりを実感出来る環境って
本来こういう場所なんだろうなという感じで。
その東飯能まで行くのにJR八高線てのを利用してたんですが、
これが1時間に2本しか走ってないのですよね。
時刻表が売れない芸能人のスケジュール表並みにスカスカなのです。
初老の男性の毛髪並に白さが目立つのです。
オセロなら完全白優位状態です。
もっと角取ったりして黒を増やしなさいよと声高に述べたかったんですが。
述べたところで本数急に増えるでもなく。
1時間に2本というとうっかり乗り過ごすともう30分待たねばならないわけで。
現代人の1日に於ける30分たらあなた、黄金の如き価値ですよ。
しかもちょうど帰りの19時台はなぜか1時間に1本しかないというダイヤで。
19時台に職員の休憩時間でもあるのかって問いたくなりましたが。
この辺の住民はみなこういうタイム感で動いてるのかと思うと凄いですよね。
そこから乗って八王子方面や川越方面へ行く高校生などは
待ち時間にホームで飲み食いしてお喋りして30分きちんと有効利用していましたね。
近くにカフェもないのでホームがカフェと化しているのですね。
みんな地べたに座り込んでいてそのくつろぎっぷりが凄かったですね。
ここはきみらの部屋じゃないよって感じで。
さらに電車に乗る時も降りる時も自分でボタンを押してドアを開けるという、
まるでバスのようなシステムにもちょっと驚きましたね。
駅に着いてもドアが開かない光景ってなかなか見慣れませんもんね。
最初はドア開かない状況に電車から拒否されてるのか自分、と思いましたもの。
何これ罰ゲーム?って感じで。
電車事情も色々なんだなと思った次第です。
すぐにやって来る山手線みたいな感覚でいるとえらい目に遭いますね。
ここの隣の駅に実は私の職人仲間が住んでいるんですが、
都内でfwjがライブやる時に彼が見に来てくれた際などは
こういう1時間に2本の電車に乗って2時間かけて都内へ出て来てくれたんだなと思うと
サンキューをベリーマッチしても足らないくらいな感じですね。
ベリーさらに追加って感じで。
東飯能からは西武線も出てるので都内へのアクセスは寧ろそっちがメインなんでしょうが、
何となく八高線の方がキャラに合ってるような気がします。
駅に勝手にキャラ付けるなよという話ですが。
西武線でそのまま池袋出るよりも八高線で川越から大宮経由して池袋出る方が
何となく旅っぽくて良いような気がします。
もし興味ある方はぜひ八高線ホームカフェでくつろいでみては如何でしょうか。
そこでオセロに興ずるのも手です。
白を黒にパタンパタンと引っくり返すと時刻表の黒の度合いが増し、
急に電車が増え始めるかもしれません。
黒の圧勝。
八高線の山手線並みの運行。
そんなレボリューションがオセロ盤の上で起きたら奇跡じゃないかしら。