往復書簡に宿る音

「ジョンの往復書簡vol.6」おかげさまで大盛況で終了致しました。
ご来場下さった方々、どうもありがとうございました。
我ながら良い面子を集めたんじゃないかしらとひっそり自画自賛してたんですが、
出演者のみなさんからも「今日は普通に客として見たいイベント」的な言葉をいただき、
ひっそりどころか全組でがっつり自画自賛みたいなグッドな空気になっておりました。
これでお客さんからの他賛をいただいて終了が美しいわけですが。
如何だったでしょうか。
楽しんでいただけましたでしょうか。
私は楽しみまくりでしたよ(笑)。
企画者なのでリハからずっと現場にいてあれこれ雑務しなくちゃいけないんですが、
それもまた楽しいのですよね。


tico moonさんがリハ2曲くらいしかやらなかったので時間が巻くという珍しい現象も起きたりして。
(通常リハ時間というものは押すんですけどね)
おかげで図書館さんは音のチェック終わった後も延々と練習をしてました(笑)。
私もそれをがっつり見てたんですけどね。
他バンドのリハを見るの私は結構好きなんですよね。
誰が仕切ってるのかとかプレイヤーが誰の音をメインでモニターしてるのかとか。
そういう関係性が音に出るのがバンドの面白さですしね。
ピアノの宮崎貴士さんがリハの合間にビートルズやポールの曲を完璧に次から次へと弾いていて、
凄いなあと感心しながら一家にひとりこういう人がいると良いなとぼんやり思ったりしました。
人間ジュークボックス的なあれで。
宮崎さんは私がますむら先生とビートルズを演奏した話に反応して「羨ましい!」と仰っておりました。
彼を連れて行ったらますむら先生も大喜びでしょう。


lakeさんは前に見た時はいなかったサックスの方が加わっていて、
よりバンドの音世界に深みが増していたような印象でした。
箱もののギターの音色とコード感が相変わらず良かったですね。
北山さんのドラムもとても良かったです。
ベースの伊賀さんが細野さんのバンドのメンバーだと最近知ったのですが、
(細野さんの東京シャイネスのDVD持ってるというのに!)
メンバーみなさん不思議な存在感で改めて魅力的なバンドだなと思いました。


tico moonさんは演奏を聞くの久々でしたが相変わらず素晴らしかったですね。
アイリッシュハープの美しい響きとギターの優しい調べにうっとりしちゃいました。
客席総うっとりだったんじゃないでしょうか。
吉野さんのハープを捌く指の優雅さ。
優雅とはああいうことを言うんじゃないでしょうか。
影山さんのギタープレイもじっくり見れて良かったです。
tico moonのお二人とは今回色々なお話をさせていただいて楽しかったです。
お二人とはまた近いうち会う機会がありそうです。


で、fwjですが。
今回は中村好伸くんとドラムの横山さんを加えてのフルセットでした。
1、タンスマウンテン
2、アゲハに映る
3、座礁クジラ
4、西日と君
5、虹
6、読みかけの夏
中村くんがオクターバーを使ってベース音出したりとか
Eボウとかスライドとか駆使して隙を見ては様々な技を繰り出してくれたり、
(どうやって音を出してるのか中村くんに確認してる人が多かったですね)
横山さんがメリハリ付けて叩いてくれたおかげで曲の表情がより強めに出ていたような感じです。
しましまシンクロだったり座敷童子だったり面白リハが多かったおかげでしょうか。
バンドみんなで楽しく演奏出来ました。
MCでは森ガールネタを話したんですが、
「泥ガールとかいないんですかね、沼地とかにいる」とか喋ったら
後でお客さんに「沼ガールっていう言葉がありますよ」と教えてもらいました。
ガールの種類、豊富過ぎじゃないかと思った次第です。
ここ数日は星ガールたちが夜空を見上げていたのでしょうか。


で、トリの図書館ですが。
いやー素晴らしかったですね。
田中亜矢さんの素敵な歌声もさながら腕利きの演奏者たちの歌に寄り添ったプレイがまた。
自分の演奏終わったのでビールぐびぐび飲みながら楽しんじゃいました。
私は普通に栗コーダーカルテットのいちファンですので、
ギターの近藤さんと共演させていただいて普通に嬉しかったです。
楽屋で森ガールトーク出来ましたし(笑)。
イトケンさんには「俺ら新人だから3番目くらいにしてよ」とか言われてたんですが。
「いや図書館さんトリで」と企画者判断で強くお願いしちゃいました。
おかげで良い感じに締めていただきました。
宮崎さんがアンコールをほのめかしたので
へえアンコール用意してるんだーとか思ったら同じ曲をもう1回演奏してました(笑)。
曲がないのになぜアンコールをほのめかしたんだい?と思ってたら
みなさん1回目と微妙に違う演奏されていたので流石だなと思った次第です。
今回宮崎さんと知り合えたのは収穫だなーと個人的に思いました(笑)。


この日はたくさんのお客さんに来ていただきましたが、
友人知人も多く見に来てくれて嬉しかったです。
会いに来てくれるというのは嬉しいことです。
私も出来る限り会いに行きたいものです。
良い音の鳴る場所へ。
というわけで他賛の声をブログなどでぜひ書いていただきたいものです。
見に来られた方はぜひに。