4月、猫町にて奏で

ギャラリー猫町でのライブ、無事終了しました。
ご来場下さった方々、どうもありがとうございました。
1、アゲハに映る
2、夏でもなく秋でもなく
3、夢うつつの猫
4、商店街チンドン
5、電車ランニング
6、小走りジュニア
7、サイクル曜日
8、商店街を歩くジュニア
9、家具工房
10、ネズミチェイス
11、クラシックミュージック(中村好伸)
12、猫とくらす
13、タンスマウンテン
14、読みかけの夏
15、エンディングテーマ
16、疾風スカート
17、ネズミチェイス(リプライズ)


今回は急きょチャリティーライブという名目になったんですが、
当初からの予定通りDVDに提供した楽曲を中心に演奏しました。
3〜6、8〜10がそれに当たります。
タイトルが仮っぽいのは録音時に仮で呼んでいた名称をそのまま使っているせいです。
商店街とかジュニアとか同じような単語が複数あるので
何だか紛らわしいよとメンバーからは不評だったんですが。
そういうシーンが複数あったんだから仕方ナッシングなわけで。
「えーと電車ジュニアだっけ?」だの「小走りチンドン?」だのというタイトル間違いの他、
「商店街を歩くジュニア」をやるというのに「電車ランニング」を演奏し始めたりという
走らせるものや速度を間違えるケースが頻発し、
リハはさながら交通整理の如き様相を呈したんですけどね。
本番ではちゃんと歩くべき所を歩き走るべき所を走りました。
今回は監督の板東寛司さんも解説など途中で入れてくれて、
DVD発売記念ライブ然とした内容になったと思います。
今回はレコーディングで多用したトイピアノの通称カワイくんを持参しポロンと奏でたり、
バスピアニカ、リコーダーなど吹いてみたり、ギター以外の楽器も色々と演奏してみました。
曲数が多いのでメンバーは覚えるの大変だったみたいですけどね。
曲数は多いけど短い曲ばかりだったので終盤の方で「え、もう終わり?」と
何だか物足りない気持ちにもなり。
自己申告アンコールということで急きょ2曲増やして最後に演奏しました。
「ネズミチェイス」は劇中何回もかかるのでまあ2回やっても良いかという感じで。
今回はPAを通さない生音セットだったのでギターの弦の響きと絡みがリアルだったように思います。
如何だったでしょうか。
機会あればまた生音セットをやりたいものです。


今回も板東さんの書庫をお借りしてそこで直前リハを行ない、
そこからギャラリーに移動してまたリハを行ない、
あんたらどんだけ練習するんだという感じだったんですが、
生音セットだとどこでも演奏出来るので楽しいなと改めて思いましたね。
停電でも演奏出来るし。
(そういえばリハ中にも余震がありました。)
本番まではギャラリー上の控え室でまったりしてたんですが、
ここがまた落ち着く和室で。
温泉旅館に来たみたいな風情でみんなでポッキーやおせんべいなど食べたりして。
あとでこの日のことを思い出す時はライブの内容もさながら
「和室でみんなでポッキー食べたなあ」とかこっちの方を思い出すような気がしました。
恐るべしですポッキー、そして和室。



今回はギャラリーの方でもチャリティーイベントを行なっていて、
色々な猫作家さんの作品や猫グッズ、猫古本など並んでいて、
お客さんもたくさん来廊して賑わっておりました。
私も猫作家のはしくれとして作品を提供させていただきました。
にっこり笑った猫です。
こちらは4月10日まで飾られておりますので機会あればご覧いただきたいものです。
売り上げはすべて寄付されますゆえ。
今回はギャラリー猫町さんの意向で会場でのグッズ、作品の収益すべてを
緊急災害時動物救援本部(http://www.jpc.or.jp/saigai/)に寄付するとのことで、
猫専門の写真家として活動されて来た板東さんの動物への愛ある眼差しが反映されているんですが、
今回の我々のライブの収益もそこにまとめて寄付させていただくことにしました。
料金よりも多く支払っていただいたお客さんもいらしたようでありがとうございます。
スタッフさんたちも感謝しておりました。
あとで猫町のサイトの方で寄付の報告など詳細が掲載されると思います。


終演後はメンバーや関係者大勢で打ち上げに赴き、
大いに飲み食いし、花がなかったものの花見然とした宴で締めました。
あの周辺の桜は5分咲きくらいの感じでしたかね。
谷中は雰囲気も良いし、散歩にもうってつけで。
古本屋もあるしまた暖かくなったら来ようと思いました。
その時はおやつにポッキーを持参しようかと思いつつ。
今回はよくよく考えてみたら今年初ライブだったんですよね。
もう4月だというのに。
来月は中村くんのアルバムも発売になることだし
私もレコーディングの方を進めないとなあと改めて思った次第です。
新年度ですし。
新しいページをめくってみようかと思っているこの頃です。
しかし早く暖かくならないですかね。
「カーディガンを重ね着している人を初めて見た」と
ベースの鎌田さんにも指摘されてしまい、
私の重ね着上手伝説にほころびが見られてしまいましたが、
(実は前々から重ね着に無理があるのは見破られていたのかもしれませんが)
重ね着しなくても良い世界の到来を待ちわびてなりません。
震災の地の復興と原発問題の解決と共に、切に。
春はまだなんでしょうか。
果たして。