5月のフール

そんなわけで伊勢から戻りました。
伊勢から帰るその足で浅草に寄り搬出&撤去作業を行い、
2ヶ月間続いた浅草奥山風景の方も無事終えました。
怒濤の二文字が似合う激しい搬出作業でした。
んもうどったばったと片付けて。
うおりゃーと車に詰め込んで。
何とか作業を終えました。
始まった頃はあまりに寒いのでストーブとか持ち込んでたんですけどね。
ストーブを片付けながら2ヶ月間て長かったんだなと思いましたね。
江戸の街並を再現した折角の建物も完全撤去しちゃうそうで。
もうしばらく浅草に行くこともないのかと寂しいような気にもなります。
浅草寺境内越しのスカイツリーもしばらく見られないのかと思うとちょっと残念です。
「観光客の記念撮影に映り込む」という遊びもしばらくお休みです。


浅草でよくお昼に食べに行った蕎麦屋がちょっと前から店を閉めていて、
何かの事情で数日間休んでいるだけだろうと思ってたんですが、
最終日だからあの蕎麦屋で食べようと行ってみたらまだ閉まったままで。
あの店の中の人に何があったのか気がかりなんですけどね。
そんな美味い蕎麦でもないんですが(笑)、落ち着く店なので気に入ってたんですよね。
しばらくしたらまた再開を確認に行きたいところです。
その店では地獄のように熱いカレーうどんをよく食べてたんですけどね。
食べる度に「地獄に落とされたらこのスープのような熱湯に入れられるのであろう」と
毎回地獄を思い浮かべながら食べていたんですが、お店の人はいい迷惑だったことでしょう。
「え、私って閻魔様なの?」とカレーうどんを作る手を止めたかもしれません。
(そのせいでお店を休んでいるのであれば申し訳ないことです)



あと気がかりと言えば期間中に浅草寺内のトイレで殺傷事件が起きたそうで、
テレビとかで全然報道されてなかったですがあれは何だったんでしょうか。
「すごいナイフで刺されたらしいよ、ナイフナイフ!」と、
ナイフで刺されたことくらいしか情報を得ていないんですが。
ナイフは人を刺す道具ではないことを浅草全住民同士で確認し合っていただきたいものです。
その現場となったトイレは私も頻繁に利用してたんですが、
大の方の個室の鍵が馬鹿になっていて、
自然に「すー」という感じでドアが開いてしまうんですよね。
一度利用して吃驚したんですが。
「あれ?横から視線を感じる!」と思ったらドアが自然に開いてるんですよね。
もう本当に「すー」という擬音を付けたい感じで静かに自然に開くのですよ。
高級ホテルの自動ドアの如きスマートさを伴って。
「勝手に開きますけど何か?」とばかりにしれっとナチュラルオープンしやがるので
「わ、待って待って待って!」とドアを閉め再び鍵をがちゃりとかけるも、
鍵は己の使命を忘却の遥か彼方へ置いて来てしまったかのようで、
「僕は馬鹿なんです〜」とばかりに再び外れ、
ドアはまたスマートに「すー」と開いてしまうのです。
私も30数年行きて来て色々な馬鹿を見て来ましたが、
斯様な馬鹿は見たことがありません。
トイレの個室の鍵に課せられたミッションの最優先事項を守れぬなど言語道断です。
しかし鍵に馬鹿と罵声を浴びせたところで鍵は反省しないのです。
すまない気持ちは猿にもあるとか言うけれど鍵にはないようなのです。
この一連の動きは何なのだろう、この鍵の不具合を誰も通達しないのか、
なぜ管理者は直さないのだと怒りを覚えつつトイレを出たのですが、
その殺傷事件もこの鍵の不具合が原因だったとしたらさもありなんです。
この事件は浅草鍵馬鹿事件として私の中に記憶されることでしょう。
(その後あの鍵は直ったのかを確認に行きたいところです)


そんな色々な事件もあった浅草デイズですが、まあ何だかんだで楽しかったです(笑)。
面白い街ですよね、浅草。
あと「銭形金太郎」という番組で紹介されてた浅草雷ギャルというアイドルの人がいるんですが、
浅草で何度も姿を見かけて、あの人の行く末が勝手に気になっていたりします。
まあ気にかけたところでどうなるものでもないんですが。
スカイツリー内のショップにうちの招き猫も納めたので
スカイツリー用の招き猫を作りました)、
スカイツリーがオープンしたら一度中を覗いてみたいものだと思ったりしています。
とうきょうスカイツリー駅に降りて。