新緑スムージー

来たる4月29日鎌倉molnにて行われる山田稔明ワンマンライブに私も参加させていただくことになり、
初めてやる曲も多いので事前にリハしたい旨を山田氏に告げると
「あ、じゃあ家に来ちゃいなよー」とのことで、
先日仕事後に彼の自宅を訪ね、リハを行って参りました。
まあリハ言うてもお茶を飲みながら雑談し、猫のポチを可愛がり、
何やかんやしてから(この何やかんやがまた長い)ようやくリハらしきことをし、
後は夜更けまでただただ酒を飲むといういつもの展開で、
リハしに行ったのか遊びに行ったのかわからぬ様相だったんですけどね。


久々に会うポチは私のことなどすっかり忘れている模様で「むむ?」という表情で私を見やるので、
「ほら、去年も泊まりに来たおじさんだよ〜」
「きみの招き猫を作ってあげたんだよ〜」
「前の山田家では添い寝してくれたじゃないか〜」などと語りかけるも
「お前のことは初めて見た!」というはじめましてテンションで私に接するので
何だか切ないやらでも可愛いやらで感情が忙しかったのですが、
彼女のお尻をぽんぽんと叩いてやると「あ、それいいっ!」と喜ぶので
彼女に気に入られるべくその後ひたすらお尻を叩き続けるという、
人間相手なら如何なものかというプレイに興じ、何とかスキンシップを図りました。
にゃんとも不思議な心の通い合いですが。
山田氏はポチを可愛いがるあまり彼女の写真集「ひなたのねこ」(ミルブックス刊)を発売するという
実に愛すべき暴挙に出たわけですが、
それをファンのみなさんも待ってましたと買い求め、その写真展にも足を運び、
すっかりアイドル的存在として歓迎している様もともすればどうかしているわけです(笑)。
そのような山田周辺でのバクチク現象ならぬポチ現象の巻き起こりを
温かい目で見ている私がいるのです。
(そういう目線のファンの方も多いことでしょう)
このポチの写真集、飼い主の愛溢れる視線ごしに綴られた一匹の猫の日常のひとコマに
心がほっこりする1冊なので興味ある方は是非手に取ってみて下さい。
29日のライブでも販売するそうです。
(ステマではありませぬ・笑)
しかし猫というイノセントな生き物のぽつねんと佇む様を見ていると
煩雑な事象に翻弄されながら現代社会をちまちま生きている己が何だか小さく思えてくるから不思議なものです。
彼女は「ポチ!」とご主人の山田氏が呼んでも明後日の方向へたったったっと駆けてしまうのです。
飼い主の呼び声をその場に残して。
しかしその呼び声は彼女の耳に届かずとも空気中に愛情の欠片のようなものを残すので、
場がどことなく温もりを帯びるのです。
それが猫のいる空間の心地良さの所以なのかもしれませんね。


リハはというと、ざっとコードの確認などしつつ、やる曲を改めてセレクトなどし。
私はGOMES THE HITMANの楽曲から今鎌倉で聞きたいものをいくつか選びました。
当日は曲に関する雑感などをあれやこれや語りながら演奏することになると思います。
あと勿論写真集と共にリリースされる新譜「緑の時代」からの曲もやります。
(彼の中でアルバムがメインなのか写真集がメインなのかわからなくなりつつありますが・笑)
彼はこの連休中に5本(うちワンマン3本!)もライブを入れるというこれまた暴挙に出ているわけですが、
鎌倉でのライブは他と全然違うものになることでしょう。
彼の部屋での演奏の延長のような近しい空気になるかと思いますので、
迷ってる方はぜひ足をお運び下さい。
春の鎌倉は行楽日和で最高ですし。
参加せねば損ですよ。
(以上、ステマです・笑)
4月29日(祝) 鎌倉moln「関東百景2014 retrospective15+5 KAMAKURA
live 山田稔明 with五十嵐祐輔(fishing with john)
open17:30 start18:00
charge\3000(+1drink)



山田家では野菜や果物をジューサーで混ぜて所謂スムージーにして飲む朝食が定番らしく、
私もごちそうになりました。
その色合いが綺麗な緑色で、新譜の「緑の時代」のデザインと呼応しており、
なるほどこれが緑の時代の味かと思いながらくいくい飲み干しました。
あれを毎朝飲んでいれば山田氏も連休中のライブを乗り切ることが出来るでしょう。
(飲み物もアルバムのカラーと合わせて来るとは流石です)
そんなわけでみなさん鎌倉で合流しましょう。
緑の薫る5月の入り口で。