海岸通文化祭 MINA to meetsレポート2

そしていよいよ幕を開けたMINA to meetsですが、朝からたくさんのお客さんにご来場いただきまして。会場には巣巣やmolnやミルブックスなど山田氏ゆかりのショップが勢揃いし、朝からaalto coffeeの庄野さんも合流し、ますます賑やかになった会場には常に人が溢れ、ショップで買い物したり、コーヒーを飲んだり、お客さん同士で会話したり、ワークショップに参加したりとあっという間にピースフルな空間が出来上がっておりました。みなさんありがたいことに招き猫の絵付け体験もたくさんの方に参加していただき、大盛況でした。山田氏はそんな会場をふらふら歩きまわり、絵付けの様子を見ては「おっ、個性的だね!」などと声を掛けたり、自身のバリ島土産をお客さんに薦めたり、ポップにコメントを書いたり、楽しみながらもプロデューサー振りを発揮しておりました。タカテツさんも朝から一緒に会場に来て、雰囲気を楽しんでいるようでした。お客さんがただライブを見るだけでなく、イベント全体に積極的に参加して楽しんでいる様子がとても良かったですね。前に山田バンドのツアーで大阪に来た時のお客さんたちにも再会出来ましたし。遠征組の方々もたくさんいて、みんな笑顔になっていたのが印象的でした。
そんなワークショップと販売に忙しくしているうちにあっという間に夕方になり、山田氏とタカテツさんのライブが始まりまして。ちょうど夕暮れ時の良い時間帯で雰囲気はバッチリでしたね。(会場のある大阪港は美しい夕焼けを見られるスポットとして有名なのだそうです。)今回はステージに2人が並び交互に歌うというスタイルで、背景でおおくぼさんがライブドローイングするという環境も含めとても新鮮でした。お互いの曲が寄り添ったり独立してたり、呼応したりというまるで往復書簡のようなステージで、演者とお客さんの間にとても豊かな時間が流れておりました。フィッシュマンズのカバーの凛とした佇まいよ。(カバーとは言え2人が歌うとやはり2人のカラーが滲み出るのですね。)タカテツさんの歌うピロウズも、山田氏の歌うb-flowerも心に沁みました。お互いの曲のセッションもあり、おおくぼさんの参加もあり、タカテツさんの朗読もあり(タカテツさん、前日の夜に下のベッドで予習をしておりました)、この日ならではのスペシャルな内容で楽しめました。
ライブ後もお客さんは会場で余韻を楽しみ、スタッフ一同も長い一日を笑顔で終えました。明日ライブを行うトイレッツのメンバーのキンモクセイのイトシュンさんも現地入りし、みんなで駅近くのお店で打ち上がりました。楽しかったし、酒豪の庄野さんが隣にいたというのもあり、私はついぐびぐびとハイボールをおかわりしてしまい、タカテツさんに「五十嵐さん、いつもより2割増しで声が出てますね!」と言われるほどでした。(かく言うタカテツさんもこの日は珍しく日本酒を飲んでおりました。)
その後ホテルに戻った後もイトシュンさんの部屋で山田氏とタカテツさんとご陽気に飲んだのですが、私はその後どうやって部屋に戻って寝たのか記憶がなく。気付けば朝ベッドの上段に寝ていたので、「あれ、いつの間に?」と思いつつそのまま大浴場に行ったら山田氏がいたので、「昨日の記憶がないんですが、私大丈夫でした?」と聞いたら「や、至って普通の様子だったよー」と言われ。何もやらかしてなかったか、良かった〜と思い部屋に戻ったらタカテツさんが起きていて、「昨夜缶コーヒーを買いに部屋の外に出たら五十嵐さん寝ちゃって、えらい目にあいましたよ!」と言われ。聞いたらタカテツさんが缶コーヒーを買いに出た数分の間に私が寝てしまい、10分ほど部屋に入れなかったそうで。深夜2時過ぎに缶コーヒーを片手にドンドンとドアを叩きながら「五十嵐さ〜ん」と私を起こすタカテツさんの姿を想像したら面白かったですけどね。私もよく目を覚ましたなという。そのくだりも次の日覚えてなかったのだから始末に負えないのです、酔っ払いというやつは。この日の出来事は「タカテツ部屋閉め出され事件in大阪」として語り継がれることでしょう。タカテツさんにはここに正式にお詫びしたい所存です。
そんな怒涛のうちにイベント初日は終わりまして。いよいよ明日、早くも最終日を迎えるのです。(続く)