下北沢セッション

先日下北沢leteにて行われたfishing with johnとたけヒーロー&山本草助DUOのライブ、無事終了しました。たくさんのご来場をどうもありがとうございました。今回たけヒーローくんとの共演はかなり久々だったんですが、セッションなどもあり、熱い一夜となりました。
leteに出演するのは今回で3度目なのですが、カルテット編成で出演するのは初めてで、あの狭い空間に4人ぎゅうぎゅうに入っての演奏となりました。セットリストは以下になります。
1.歩けリリー
2.一人二役のスキップ
3.ジャングルジムで鯨釣り
4.11月の秘密
5.5月は猫のもの(新曲)
6.疾風スカート
7.水兵リーベ僕の船(新曲)
en1.風の道(セッション)
en2.虹(セッション)
小さな空間なのでMCは生声だったんですが、曲についての解説を今回も喋りまして。「11月の秘密」は私が子供の頃、公文式の帰り道の暗くて寒い11月の夜の空気を思い出すという話をしたらメンバーから「公文式なんかい」とツッコミが入り。
「もっと大人の雰囲気なんじゃない?」
「や、じゃあ大人の公文式と捉えていただいて」
「え、大人の公文式ってどんなこと教えてくれるの?」
「や、そういう変な意味じゃなくて」
という謎の公文式問答が繰り広げられました。まあインストの曲なので聞いた方それぞれのイメージで構わないんですけどね。終演後お客さんから「公文式の曲が良かったです」と感想をいただき、すっかりそういう曲みたいになっていましたが。
新曲「5月は猫のもの」はイトケンさんによる複雑なアレンジで、拍子が取りにくいという話から「これは言うなれば猫拍子の曲だ」と、「猫拍子」なる新たな概念を打ち出しまして。私の猫自慢から永野の「富士山頂から猫を2000匹放つ人」のネタ話までさんざ猫トークをした後に演奏したのですが、後で聞いたら「みんな演奏に必死過ぎる」という感想をいただいたので、今後はあくびをする猫の如く余裕でやれるよう精進したい所存です。(難しいのでつい必死になってしまうのです。)
もう1曲「水兵リーベ僕の船」という新曲も披露したのですが、これは私なりのイージーリスニングをイメージして作りました。leteの空間でこの曲を鳴らせて良かったです。
最後にはたけヒーローくんと山本草助さんも加わり、総勢6名でのセッションとなり。たけヒーローくんと一緒に作った「風の道」を久々にデュエット出来て嬉しかったですね。草助さんのヴァイオリンも素晴らしく。たけヒーローくんのダンスも決まり、鎌田さんの雄叫びも飛び出し、大盛り上がりでした。
たけヒーローくんとの付き合いも彼がやっていたバンド「ユーカリsoundtrack」時代から数えて20年近くになりますが、変わらない魅力があるのですよね。とてもチャーミングなのです。最近は舞台俳優もしているだけあって声の鳴りが半端なく、曲も独創的でとても良かったですね。草助さんとのコンビネーションも良く。
本番前に近くの喫茶店でたけヒーローくんとあぐちゃんとお喋りしていたのですが、昔もよくこうやってつるんでダラダラお喋りしてたなあとふと当時のことを思い出しましたね。時が流れてお互い環境も変わったけれど、こうしてまだ音楽を続けていて一緒に鳴らせるというのは幸せなことかもしれないと思った次第です。
leteの町野さんとも久々に会いましたが、改めてとても良い箱だなと思いました。タカテツさんも見に来てくれていて、嬉しい一夜でした。
fwj、今後もマイペースにやって行きますのでぜひ機会がありましたら見に来ていただきたく思う次第です。よろしくお願いしますということで。