4月の動静(福田利之展〜神田松之丞独演会)

4月21日
別冊TV BrosのTBSラジオ特集号をラジオ好きのニコさんからいただいたので熟読しながら鎌倉へ帰還。TBSラジオ、聴きたい番組が多過ぎて追うのが大変です。
4月22日
molnにて「よりみちライブ」。オズマガジン古川さんとトラベラーズファクトリー飯島さんと山田氏によるトークが面白く、聴き応えありました。詳しくは別なページにレポを書きました。トラベラーズファクトリーさんとはいつか会うんだろうなとは思っていましたが、ようやく会えました。オズマガジンの編集部の方々とも交流が出来ました。こうして人が繋がっていく感じがとても面白いです。
4月23日
草とten shoesの歌入れの2日目。この日も上野さんによる素晴らしいディレクションでコーラスまで完了。上野さんにはフルートも吹いていただきました。夕方には終了し、その後岩崎さんの発案で吉祥寺美術館へ移動し、メンバーみんなで福田利之さんの個展を鑑賞しました。初めて福田さんの原画を間近で見ましたが、ティッシュをキャンバスに貼って立体感を出したり、他の紙素材をコラージュしたり、インスタントコーヒーをまぶして汚しを入れたりなどの独自の手法が素晴らしく、その奥深さに感銘を受けました。印刷されたものを見ると洗練された可愛いイラストだなあという印象を抱くのですが、原画を見るとその奥に二重にも三重にも仕掛けが施されているのがわかるのです。音楽で例えると音響派と言うか、位相や音の配置、EQやエフェクトやミックスをかなり意識した曲作りがされているような印象を受けました。それでいて誰が聞いてもわかりやすくキャッチーに聞こえるのです。素晴らしくて作品集をすぐに買いました。福田さんと私は実は何気にコラボをしていて、私の作った巨大なリンゴの張子に福田さんがイラストを描いたものが東京駅の「のもの」というアンテナショップに展示されているのです。一緒に作品を作っていながら未だご本人にはお会いしたことがないのですが、いつかは会えるのだろうなと思っています。
4月24日
夜はミルブックス藤原さんに誘われ神楽坂まで出掛け、赤城神社という風情のある神社の地下のスペースで神田松之丞の独演会を鑑賞しました。彼のラジオ番組はよく聞いているのですが、講談を聞くのは初めてで、その確かな演技力と抑揚ある語り口、間の取り方などぐっと物語に引き込まれました。チケットの取れない講談師というキャッチフレーズですが、幕間に次回のチケットが売り切れるという現象が起き、まさしくそれを目の当たりにしました。マクラではいつもラジオで聞いているような毒気と可愛げの共存する語り口を堪能出来て良かったです。
4月25日
日が長くなって来たので、夕方に海まで歩いてみました。草とten shoesの「桃色爆弾」という曲は海辺にいっぱい夕焼けが広がり、雲や水面や浜辺すべてが薄紅く染まる様子を見てあやが「まるで桃色爆弾が落ちたみたいだね」と言ったのを受けて曲にしたものです。忙しいとなかなか夕焼けの時間に海に行かれないのですが、出来る限り見たいものだと思っています。桃色に染まる海辺を。