北欧旅日記 ラトビア編2

リガに到着して2日目の朝はちょっと早めに起きて駅近くの中央市場を見学したり(シーズンなのかイチゴがどっさり並んでおり、その色合いが綺麗でした)、街中の猫を撮影したり、景観を眺めたりなどして、改めて海外にやって来たという実感を得ました。ホテルに戻って摂った朝食はビュッフェ形式だったのですがどれも美味で、特にベーコンが気に入ってしまい、滞在中は毎日ベーコンばかりお代わりしておりました。
食事後はいよいよ買い付けスタートということで、まずは全員でタクシーに乗り紡績のお店へ移動し。あれやこれやとmoln用に買い込みました。面白いもので同じお店で買い付けても店主によって全く異なるラインナップになるのですよね。セレクトにそのカラーがきちんと出るのだなと今回の買い付け旅でよくわかりました。
その後郊外にあるバスケット職人さんのアトリエへ移動し。手作りのバスケットをあれやこれや買い付けました。ここでも店主によりセレクトの違いが出ることを再確認しつつ。ここは自宅も兼ねているのですが、至るところに膨大な量のバスケットが溢れかえっており、「これ棚卸しが大変そう〜」と店主ならではの感想を言い合いつつ、がっつり買い込みました。外には緑に溢れた庭があり、注ぎ込む太陽の柔らかな光と共にとても美しく。映えるね〜と、みんなその光景を写真に収めておりました。今回カメラマンとして旅に参加していたaCaeさんは良さそうな景色を見つけると一眼レフのバズーカのようなカメラをシャキーンと構えるので、「またaCae砲が登場だ」「aCae砲に狙われちゃうね」などと、旅の間にaCae砲なる造語が流行りました。私もスマホの五十嵐砲で写真を撮りつつ。
その後は個別に分かれて、我々はリガの新市街をあちこち買い付けしながら散策し、公園の緑に癒されたり(今回の旅で印象的だったのはどの国にも街に大きな公園があり、寛げる空間がきちんと設置されていることでした)、カフェでお茶したりなどし。
夜は岩崎さんの知人でファッションデザイナーのナタリアさんを交えて食事をしました。ナタリアさんが張子を見たいとのことで、いくつか持参してプレゼンし。拙いながらも英語で説明をしました。(岩崎さんの巧みな英語による補足があって大変助かりました。)英語を話す方と食事すると会話のほとんどが英語になるので、勉強になるのですよね。招き猫と犬張子の説明はこの旅の間何回もやったのですっかりマスターしました。あやには「ゆうくん、ルー大柴みたいだね」と言われてしまいましたが。
この食事会からオズマガジン編集部のくりももちゃんも我々の旅に合流したのですが、くりももちゃんが私の地元の高校出身で、彼女の担任の先生がうちのお客さんであることも判明し、盛り上がってしまいました。リガで埼玉のローカル話をしている不思議さよ。
そんな感じで買い付け初日を終えました。明日からはいよいよ森の民芸市なのです。