子猫大騒動

気が付けばもう6月なのです。早いのです。相変わらずバタバタな日々で、このままバターになってしまうのではという勢いで駆け回っておりますが、何とかノーバターでジューンまで辿り着きました。

5月は怒涛のGW10連休があり(ということは勿論10連勤です)、日々の張子業務もあり(カマクラ張子のウェブショップもようやくオープンしました)、山田稔明氏ソロ10周年ライブにゲスト出演なんかもありつつ、5月末から6月10日まではmolnの買い付けでラトビアリトアニアフィンランドを旅しており、何というかあっという間に時間が過ぎていく感覚でしたね。旅に於いては毎日重い荷物持って大変でしたが、色々な交流も出来て楽しかったです。初めて現地の方のお家にお呼ばれもしましたし。往復の飛行機の中で映画を7、8本見て、日本にいたらこんな時間作れないよなあなんて思ったり、日本の政治絡みの酷いニュースを見て、もう本気で海外移住もありなのではとふと思ったり。色々なことを思いつつ帰国しました。まあ買い付け旅のことはまた時間見つけてここに書きたいですが。
そんな我が家ですが、先日ニューキャラがやって来まして。保護猫活動をしている方との縁があり、何と新たに子猫を家族として迎えることになったのです。すでにうちにはミル坊がいるし、折り合いは大丈夫なのかと懸念されたのですが、写真を見るとミル坊の赤ちゃんの頃にそっくりだし大丈夫じゃないかという、謎の外見似ている理論を根拠に迎えることにしたのですが、これが大変だったのです。
子猫はすでに保護猫さん家でげんくんという名前で呼ばれていたのですが、ミルクと何の関連性もないし、名前を呼ぶ度に星野源のことを思い出し毎回恋ダンスを踊ってしまうことが懸念されたので(別に踊らなければ良いんですが)、ミルクの弟分ということでココアという新たな名前を思い付いたのですが、あやはキラキラネームみたいで嫌だなあと言うのです。確かにOLさんがワンちゃんに付けそうな名前筆頭ではあるし、心に愛と書いてココアと読ませればそれはキラキラネームど真ん中ではあるのですが、ココ坊という通称にすると可愛いお菓子みたいで良いんじゃないか、ビーチボーイズのココモみたいだし、という謎の理論を根拠にそう命名したのです。身体の色合いもココアぽいし。
保護猫さん家が夫婦でわざわざ自宅まで運んで来てくれたのですが、最初は大人しくしていたココ坊はいきなり見知らぬ場所に来た混乱と恐怖からかミャーミャー鳴き出し、ミル坊が近付くと「敵が来た!」とばかりに「フー!」と唸り威嚇するのです。さすがにおっとりさんのミル坊もこれには反応し、やはり「フー!」とブルース・リーばりの威嚇音を発して戦闘態勢に入り、そのうち「アチョー!」と本気の怪鳥音を発して、やおらヌンチャクを振り回し、コロシアムでブルース・リーチャック・ノリスが闘う、映画「ドラゴンへの道」のワンシーンが再現されるのではっ?と危惧されたのですが、ココ坊を入れたケージに毛布を被せて姿を見えなくするという作戦で何とかそれは回避出来ました。(ミル坊がヌンチャクを振り回す姿、ちょっと見たかったですが)
次の日もココ坊は不安からか朝夜とミャーミャー鳴き続け、パニック状態が続き、抱きかかえてもバタバタ暴れ、本当のあばれる君ここにありという感じで、五十嵐ココアというファンシーな名前から五十嵐あばれる君というファンキーな名前に改名を余儀なくされるところだったのですが、さすがに3日くらい経って「この人たちは敵ではない」と理解したのか徐々に落ち着いて来ました。
初日はストレスからなのかご飯も食べなかったミル坊ですが、相手が子猫だということを理解したのか、そっと距離を保ってあたたかく見守るようになり、大人の優しさを感じました。ミル坊いいやつだなあ〜と改めて惚れ直した次第です。そして小さいココ坊を抱いた後にミル坊を抱くとこんなに重たかったのか!と驚くほどずっしりとしていて、この4年過ごした日々の重みを感じてしみじみしたりしました。ミル坊ももう大人です。
新たにココ坊という暴れん坊を我が家に迎えてさらにバタバタしそうな日々です。バターにならないよう気を付けたいところです。あ、カマクラ張子のウェブショップ、今後色々アップしていく予定なのでぜひ一度閲覧のほどをお願いします。
https://kamakurahariko.shop-pro.jp/

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