シカカタン考

5月もあっという間に終わってしまいました。もう6月とは。

緊急事態宣言延長とのことで、またお店で酒が飲めないと思うとやるせなくなり、ついお店で酒を飲みたくなるのですが、それが出来なくてまたやるせなくなるのです。そりゃあ路上飲みも増えるというものです。なぜならお店で飲めないのだから。国を上げての感染対策が禁酒だなんて後世に笑われることでしょう。何よりあんたらこの1年何やって来たのよという話です。感染拡大してるのにGO TOだとかGO RINだとかGOさすなっちゅー話です。こんな状況に於いて何が何でも五輪を開催しようとする一部の人間の金と利権を貪る浅ましさたるや。何の根拠もない安心安全を繰り返す原稿読みマシーンのような首相の会見を見ながら「もうこの国終わってるなあ」と諦観の域に達し、猫を撫でながら家で酒を飲んでいます。酒場で静かに酒を飲んで肴をいただく癒しの時間が欲しいのです。五輪なんていらんのです。もう酒しか勝たんのです、私は。
ところで最近よく聞く「〜しか勝たん」という文言、最初耳にした時は「シカカタン」という不思議な語呂が「鹿加担」という漢字に変換され、奈良の公園にいる鹿たちの様子が思い描かれたものです。鹿が加担することとは何なのでしょうか。男たちの悪だくみ(by安倍昭恵)みたいなことでしょうか。世の中の事象全てに鹿が加担していたら面白そうですけどね。五輪も鹿加担。IOCの人たちも全員中身は鹿。選手村に配布されるのは15万個の鹿せんべい。五輪のテーマソングは吉永小百合の「奈良の春日野」です。「奈良の春日野 青芝に 腰をおろせば鹿のフン フンフンフーン黒豆や」でお馴染みのあれです。代々木公園の樹を切るのも奈良公園への変身が目的だったのかもしれません。鹿の加担する五輪。アルマゲドンでも来ない限り開催だそうです。フンフンフーン。
まあ五輪に関して言えば鹿の前にもう1匹動物がいそうですけどね。そう馬です。馬鹿ってことです。五輪に関しては招致の段階から馬鹿ばっかりあぶり出されている印象です。馬鹿発見器だなあと思いながら見ています。一番可哀想なのはアスリートの方々ですけどね。彼ら彼女らには何の罪もないのに。
この間久々にテレビを見たらテロップで「緊急事態宣言発令中」「感染者数○人」「死亡者数○人」「まん防発令中」みたいなのがずっと流れている横で「バスケチーム、オリンピック出場が決まりました!」とめっちゃ明るいムードで報道されていて、「え、そのふたつ共存するの?」と不思議な気持ちになりました。五輪だけがコロナ禍ではない世界の事象のようです。鹿と馬の加担する五輪。
どうせなら猫の加担する五輪を見たいものだと思いながらミルココを撫でている私です。こんな状況いつまで続くのでしょうか。f:id:fishingwithjohn:20210604065559j:image
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