移動と時間

今朝、常磐線で日暮里まで行って
山の手線に乗り換えるはずが、
なぜか反対側の電車に乗ってしまったようで、
気が付くと松戸にいたので吃驚してしまいました。
東京に向かうはずが千葉にいる。
というこの不可思議な出来事に面食らったというか、
もうダッシュで反対の上野方面の電車に乗り変えて
今乗って来た距離をそのまま引き返したのですが、
時間の無駄を絵に描いたような状況に
トホホホホホホホホホとなってしまいました。
こういう場合、電車内でダッシュしてもしょうがなく、
ただぽつねんとおのが身が電車という移動装置によって
運ばれて行くのを待つしかないわけで、
なんていうか単に行って帰ってくるという行為がいかに
むなしいことか実感してしまいました。
もうマイルスを爆音で聴きながら
マッハのスピードで池袋まで向かう術はないものかと、
考えながら冷や汗ものだったのですが、
なんとか時間には間に合ってしまったので、
「意外になんとかなるもんじゃん。」
とか思った僕なのです。


「手巻きの時計で永遠は計れない
虚しさを感じても手放せない理由がこの胸にある」
(「Drifter」キリンジ


<今日のハイジ>
27話。
また旅に出てしまったゼーゼマンさんのはからいで
クララのおばあさんが家に来ることになったのですが、
このおばあさんてのが、いきなり熊の着ぐるみで登場したり
コップを楽器に見立てて演奏してみせたりと、
芸達者&ナイスなキャラで、ハイジもクララも大喜び。
クララにこんないいおばあさんがいたとは知りませんでした。