パースペクティブ

もう3月なんですか。参ったなあ。
(って月が変わる毎に言っていますが)
もうこの年になると学校も卒業したし、
職場も落ち着いてるわけで、3月の別れや4月の出会いといった、
劇的な環境の変化はほとんどないわけですが、
それでも暖かくなって春の気配がすると
ページがまためくられる感ていうか、
新たな季節の到来といった新鮮な気持ちになるので、
結構好きなんですよね僕。
冬は寒いから好きじゃないし(笑)。
実際、4月から新生活が始まる方もいらっしゃるでしょうが、
そういう大きなレベルじゃなくても、
日常で個人的に卒業を果たす感じってのもあって、
「自分のここを卒業したい」とか、
「あの人からもう卒業しなくちゃ」とか、
軽いものだと「もうこういうファッション卒業しよう」とか、
そういう決意で成される「マイ卒業」もあって、
そういうのの積み重ねでみんな来てるんだと思うんですが、
3月から4月ってなんとなくそういうのを意識しやすい
季節なんじゃないかと思うんです。
そのせいもあって僕は春の訪れが好きなんですけども。
なんとなくそういう空気で満ちてますよね春って。
僕なんて学校卒業してからも何回もいろんなものを
卒業して来てるわけで、これからも一体何回卒業するのかと
思ったりしますが、
(そして出来なかったりもするわけですが 笑)
なんとなく「卒業」って言葉は
前向きな未来のある感じがして、
とてもいいような気がする私なんですが。
みなさんどう思いますか。
実際卒業される方にはがんばってほしいと思う私です。
そして僕もまた腐り朽ちた自分の暗闇を
卒業しなければならないと改めて思ったりします。


ところで卒業といえば「仰げば尊し」ですけども、
あの曲泣けますよね(笑)。
「いまこそーわーかーれーめー」の後、間を置いて、
「いざーさーらーばー」ってくるところで
もうぐっときてしょうがないんですけど、
あんな名曲を歌わせるなんざ演出上手よのうとか
いつも思うんですが。涙必至じゃないすかあれは。
金八先生の卒業シーンとか毎回泣くんですけども僕。
ちなみにここで言う卒業とは
校舎の窓ガラスを割ることではありませんよ(笑)。
あれは器物破損行為で犯罪です。


「ああ 卒業式で泣かないと 冷たい人と言われそう
でも もっと哀しい瞬間に 涙はとっておきたいの」
斉藤由貴「卒業」)


この曲好きなんで思わず引用してしまいましたが(笑)、
こういうの書ける松本隆って乙女ですよね〜。


あと、今日(3月1日)から6日まで高井戸倶楽部にて
cinraさん主催の「それぞれの物語展」始まっています。
lymの作品も見られますのでぜひ。
我々は6日に出演です。
http://www.cinra.net