24小節目に中央線ソロ(やや早弾き)を

fishingwithjohn2005-11-02

そんなわけで無事終了しました円盤ライブ。
来てくださった方々ありがとうございます。
あの狭い店内で(石本さん家の居間よりも狭い・笑)
まさしく人の家に呼ばれて演奏したみたいな、
落ち着いた雰囲気だったんですが、
馴染みの無い親戚や従兄弟の前で
演奏するホームパーティー
みたいな感じの妙な緊張をしてしまいました(笑)。
お客さんが近いというのは緊張するものなのですよね。
ちなみにセットリストはこんな感じです。
1、鈍行ブックモービル
2、一人二役のスキップ
3、アゲハに映る
4、5月文庫.com
5、くちびるに秋桜

新曲をこれだけやるのは初めてだったんですが、
19日のレコ発ライブに向けていい感じで
ニュアンスを掴めたかと思います。
「5月文庫」って曲では軽くネタを仕込んだのですが、
円盤みたいな場所ではいい感じに聞こえたような気がします。
でもなんとなくリハでみんなで笑いながらやった時の方が
面白かったような気がしましたけど(笑)。
(石本さんは「ラーメンズっぽいよね」とか言ってましたが
そこまで上等なものでもないです・笑)
この日は神森くんにも参加してもらったんですが、
同曲ではムックリで味を添え、他にも鳥の鳴き声や、
瓶や金物やらの残響でいい空間を作ってくれて、
それが外から聞こえる電車の通過音と共に
いい感じになっていました。
(線路沿いの店なのでよく聞こえるんですね)
吉川くんのピアニカも高円寺を哀愁色に染めて、
かなりハマってたと思います。


この日の共演の「音がバンド名」も
表現のベクトルがより笑いに向かっていて楽しめました。
インプロにファミコンを使うというのは
みんなやってそうで実はやってないんじゃないかと。
(みんな思いついてもやらないだけかもしれませんが・笑)
あとああいう即興ラップ(もどき)って「水中、それは苦しい
っていうバンドが似たようなことやってたと思うんですが、
言葉の出て来なささが逆に面白い表現になってるんですね。
突然いい言葉が出て来るとヒットするんですよ。
しかし彼らは我々と全然被らない芸風なのに
2回も我々をゲストに呼んでくれたというのも
面白いものですが(笑)。


まあそんな感じで終了したライブですが、
ブックモービルだけに新曲の試運転て感じで、
「鈍行ブックモービル」をライブで表現する第一歩として
良いライブが出来たのではないかと思います。
神森くん入りというのもレアなので
見れた方は貴重だったんじゃないでしょうか。
ぜひ19日のレコ発ライブもお楽しみにということで。
新曲を生で体験してほしいものです。


で、帰りはみんなで沖縄料理を食べつつ飲みつつ、
電車に揺られて家路に着いたのですが、
私は中央線に乗るといつも友部正人の「一本道」が
頭の中で鳴ってしまって、旅の途中のような、
不思議な感傷が過ってしまうのですが、
新宿から乗り換えたら酔いが回ってきたせいもあり
それも夢の中に消えてしまったので、
適当な言葉で即興ラップを心の中でしながら
陽気に笑ってゆっくりと帰ったのでした。
ひとりで。
夜に塗れたままで。


みなさんはどんな11月を捲りましたか?