そして私、6次元にて

そんなわけで荻窪6次元でのライブ無事終了しました。
ご近所さんから遠方の方までたくさんの方にご来場いただきました。
本当にありがとうございました!

1、鈍行ブックモービル
2、ウサギ泥棒
3、朝顔日記4日目
4、アゲハに映る
5、夏でもなく秋でもなく
6、サイクル曜日
7、スイサイナサイダー
8、12月のスマイル
9、西日と君
10、タンスマウンテン
11、微睡ワルツ
12、一人二役のスキップ
13、虹
14、読みかけの夏


6次元は古本が置いてあったり作家さんの展示がされていたりするカフェで、
イベントやライブなども行っていて面白い空間なのです。
ここの常連である私の友人がfwjの音源をオーナーさんに聞かせてくれて、
それをオーナーさんが気に入ってくれてライブもやることになったという次第でして。
そういうきっかけがライブを生むこともあるのですね。
今回きっかけを作ってくれた友人にも感謝せねばなりません。


店内ではちょうど「暮しの手帖」元副編集長の二井康雄さんの展示を行っていて。
二井さんの手書き文字の作品をバックに生演奏するという
ちょっと珍しいステージと相成りました。
その二井さん当人もご来場されて我々のライブを見学というサプライズもあり。
土曜の昼間の空気と曇天の薄暗い光と中央線の走る音を伴いながら
生のアコギの音が鳴らされるシチュエーションはなかなかのものだったと思います。
曲も各アルバムから万遍なくやりましたし楽しかったですね。
今回は3人のギターとも中央線ぽかったような感じです。
どこがどう中央線なのだと言われると何となくとしか答えようありませんが(笑)。


今回はワンマンということでトークも長めにしてみたんですけどね。
中央線ということでねじめ正一さんと永島慎二さんとの個人的な思い出を語ったんですが、
よくよく考えたら二人とも荻窪じゃなくて阿佐ヶ谷だったという(笑)。
荻窪にはほとんど思い出がないことを露呈してしまったんですが、
おかげで今度6次元で永島慎二さんの原画展をやるという情報を得られたので
まあ良しとしたいところです。
全体的にまったり度の高いユルいトークのみのお届けでしたけど
私が過去にキレのあるトークでガンガンお客さんを湧かせたことがあったろうかと
鑑みるに当然ナッシングであるわけなので今回もそれで許していただきたい所存です。
一応アンコールという枠組みであった後半が途中のトイレ休憩などにより
第二部みたいな様相になってしまった辺りもぐだぐだ感満載でしたけどね。
ワンマンをやり慣れていない感丸出しのこの構成のユルさたるや(笑)。
まあそれもあのお店の佇まいとお客さんの温かい眼差しで
何となくありな雰囲気になっていたので良かったんじゃないでしょうか。
それはきっと6次元マジックということで。
途中、「暮しの手帖」読者のことを「クラッシャー」と呼ぶんですよというネタを喋ったら
「え、そうなんですか!?」と真に受けられたお客さんがいましたが、
あれはラーメンズのネタですので(笑)ぜひお友達に披露しないでいただきたく。
まあ披露してそれが広まったら面白いですけどね。

第二部という名のアンコールでは久々に「虹」を演奏したんですけどね。
今回は歌ってみたのですよね、あぐちゃんとデュエットで。
fwjで歌う機会はあまりないんですけどね。
リハで唐突に「歌ってみるか」と歌ってみたら本番でも歌うことになったのです。
で、あぐちゃんにも「YOUも歌っちゃいなよ」と言ったら歌うことになったのです。
そんな簡単に決まるものなのかと問われれば決まるものなのです。
お客さんには新鮮だったんじゃないでしょうか。
何しろ我々も新鮮だったのです。


そんな感じの新鮮なライブでしたが久々に来てくれた方や初めて来てくれた方、
いつも来てくれている方などたくさんの方にご来場いただいて嬉しかったですね。
わざわざ宮崎、京都、福島から(!)来られた方もいて。
ありがたいことです。
CDなど買って下さった方々もどうもありがとうございました。


昼間のライブだと早くから酒が飲めるということで
その後打ち上げで結構な時間飲みました。
事情で東京を離れるmaoスタッフの方の送別会も兼ねてたんですけどね。
ほとんど思い出のなかった荻窪にこうして思い出が生まれました。
お客さんにも今回のライブが良い思い出になってくれたら嬉しいものです。
日々は思い出を作る為にあるのです。
クラッシュするためではないのです。