初夏の抱腹

先日ふと思い立ってルミネによしもとのライブを見に行って来ました。
M-1決勝進出者が8組も揃っているという豪華な面子だったので
ふと!という感じで見に行こうと思い立ったのです。
「ふと」とはこういうことを言うのだろうと、
ふとの見本の如き、自身の人生史上最も綺麗且つ見事な「ふと」に
我ながらほほうと感心し、ふとの勢いそのままに劇場まで赴いたのです。
ルミネにライブを見に行くの2度目なんですけどね。
お笑い好きを公言しておきながらそんなものかと思う次第ですが。
ライブは当然面白くないわけがないのであり、
うっへっへと爆笑しながら最後まで楽しみました。
ライブならではの空気の掴み方、間の取り方、客いじりなど、
テレビでは見られない芸人の手腕を堪能出来ました。
よしもとはこれを毎日やっているのだから凄いことです。
そりゃ芸人の腕も上がるというものです。
東京ダイナマイトPOISON GIRL BAND目当てだったんですけどね。
勿論両組とも面白かったんですが、他の人たちも当然面白く。
フットボールアワーの漫才は生で見ると本当に迫力あるし、
後藤のツッコミの切れ味が半端なかったですね。
岩尾の土踏まずのボケも長めになってたりと工夫も見られて。
何しろ後藤の間の取り方が巧いのです。
流石M-1覇者だなと感心した次第です。
COWCOWはあの2人の仲の良い雰囲気が伝わって来て良かったですね。
「帰れー」とかふたりの決めポーズとかの定番も決まってて。
定番ネタがあると強いんだなと改めて思いましたね。
実際出ると嬉しいんですよね、定番ネタが。
品川庄司の漫才は全部見たことあるネタでしたけど、
途中で「ミキティバブルで浮かれやがって」と
庄司に駄目出しするくだりとか挟んでいて、ちゃんと客を掴んでて流石だなと思いました。
一方で新ネタとか作ってる暇ないんだろうなとか思ったり(笑)。
トータルテンボスは安定感あってこれまた巧いなと思いましたね。
ここも「しのびねえな」「かまわんよ」の定番があり。
あれもテレビで見てると毎回やってるなくらいにしか思いませんが、
生で見ると嬉しいのですよね。
太ももを狙うくだりも「出た!」という感じで。
POISON GIRL BANDは冒頭ちょっとフリートーク的な要素も入れてて、
変わったかなと思いきや後半独自の世界観がきちんと出ていて面白かったですね。
物真似のネタはくだらなさ全開でしたが相変わらず凄い発想だなと感心しました。
他がスピーディーなコンビばかりなので逆にこのユルい感じが印象に残るし。
あとでじわじわと効いて来るネタで良かったですね。
東京ダイナマイトは松田の歌ネタ中心でこれも面白かったですね。
客いじりとか、生ならではの間の取り方とかも良く。
ハチミツ二郎のネタの面白さに目が行きがちですが
実は演者としての松田も相当優れているんじゃないかと思いました。
ライセンスは個人的にはこの日のベストアクトじゃないかと思うくらい面白かったですね。
CMネタにディズニーネタを挟んでの展開でしたが爆笑でした。
冒頭の何ちゅう顔してんねんとか死ねとかの定番の入りも良いし。
藤原の暴走してボケていくくだりとか最高でした。
ZEPPを満員にするというのもうなずけるなと。
ハリガネロックとルート33を久々に見てちょっと嬉しかったですね。
オンエアバトルで頻繁に漫才を見ていて「面白いなあ」と思ってましたが、
最近あまり姿を見ないので何やってんだろうと思ってたのですよね。
ちゃんと劇場で漫才やっていたのですね。
ルート33は当時見ていたのと全く同じネタで、
正直まだこのネタやってたのかと思いましたが(笑)。
それこそ定番をやり続ける強みもありますからねお笑いには。
あとは合同コントあり、中山功太のピンネタありで
実に豪華な内容でお腹いっぱいでした。
こんなのをさらっと1日に3ステージとかやっちゃうんですからね。
他にも浅草とか品川とか劇場いくつもありますからね。
よしもと凄いです。
ふと思い立って見に行きましたが「ふと」の力を借りずしても
ちょこちょこ見に行くと良いかもなと思った次第です。
笑ってる間は笑顔になっているわけですからね。
当たり前の話ですが。
最近笑ってない人などは笑うために足を運ぶと良いと思います。
「笑えばいいと思うよ」と碇くんも言ってますしね。