月曜日の音楽

そんなわけで東中野RAFTでのライブ、無事終了しました。
ご来場下さった方々、どうもありがとうございました。
1、西日と君
2、一人二役のスキップ
3、月曜日のユカ
4、疾風スカート
5、草原へッドフォン
6、10月の庭(2月バージョン)
7、マッチ擦る刹那のダンス
8、微睡ワルツ


RAFTさんにはかつて7、8年前くらいに知人のパフォーマンスを一度見に行ったことがあり、
(それは前衛的なパフォーマンスでとても刺激を受けたんですが)
その時にお店のスタッフの方を紹介して貰い、
「私もfwjという名前で音楽をやっていまして」なんてお話をさせて貰ったんですが、
それから時を経て今回、イベントへのお誘いを受けるに至りまして。
聞けばこのイベント、過去に安宅さんも出演しているらしく、
色々縁があっての出演となるのだなあとしみじみ思ったりしたわけです。
嬉しかったですけどね、お声を掛けていただいて。
今回7、8年越しの出演と相成ったわけです。


東中野は滅多に降り立たない街なので久々に降りて
「へえ、こんな街だったっけ」と新鮮に思いながら会場へ向かったんですが、
(駅近くの「ジェロニモ」という名前のお店のフォントが独特で目を引きました)
こうしてほとんど降り立たない駅がたくさんあると思うと東京という街は広いと思いますね、改めて。
会場のRAFTはこじんまりとしたとても雰囲気のいい空間で。
(会場に着いたら当時見に行った時の記憶が蘇りました)
PA担当の方がいないので自分たちで音のバランス見ながら演奏しながら、調整して。
チャンネル数の多い我々は調整だけで結構時間かかるんですけどね。
何とかリハーサルを終えまして。
で、リハ後はメンバーみんなで近所の蕎麦屋で腹ごしらえをして。
ビールなどでのどを潤しつつ軽く蕎麦を食べたんですが、
(中村くんだけがっつり定食を食べたんですが・笑)
隣の席ではお店の息子さんと思われる小学生がランドセルを傍らに一心不乱に宿題をしており。
作文なのか国語の問題なのか、カリカリと小気味よく鉛筆を走らせ文章を書いていたのですが、
我々はそれを横目にビールなんぞ飲んで大人の余裕を見せつけ、
子供は義務であんなに文章を書かされて大変だなあなどと思ったりしたのですが、
かくいう私は頼まれてもいないのにこうしてブログで文章を書いているのであり、
まあ同じようなものかと思ったりした次第です。
飲食店でお店の子供が宿題をしている光景、久々に見ましたけどね。
昭和な雰囲気の蕎麦屋で宿題をする習慣のついた子供は逆に(?)
お洒落なスタバとかで勉強すると落ち着かなくなったりするんでしょうか。
そんな蕎麦屋の息子の勉強事情に想いを馳せつつ本番前の時間を過ごしました。


当日は雨でお客さん来るかしらと心配していたんですが結構な入りで。
割とリラックスして楽しく演奏出来ました。
今回は「月曜日の音楽」というタイトルだったので折角なら月曜日にちなんだ曲をカバーしたいと思い、
色々探った結果「月曜日のユカ」という加賀まりこ主演の60年代の映画のテーマ曲を選びまして。
この映画、加賀まりこの小悪魔的な魅力がこれでもかと詰まった名作なんですが、
知ってる人があまりおらず、会場はピンと来てない感バリバリだったんですが(笑)、
私的には月曜日にこの曲を演奏出来て大変満足した次第です。
月曜日に月曜日のユカを演奏するというマイミッション、無事遂行できました。
今回もギターのひじきさんがメンバーに内緒でカスタネットを買って来てお客さんに配り、
「疾風スカート」で一緒に演奏に参加してもらうという企画を遂行して、
(前回のライブでは自転車のベルを配り、一緒に参加してもらうという企画を行いました)
このお客さんに楽器を配るシリーズ企画、すっかりひじきさんの定番になりつつあるなと確信した次第です。
お客さんがみんなカチカチとカスタネットを鳴らす様はなかなか壮観でした。
今回もかなり心のスカートが舞い上がったんじゃないでしょうか。
あと「10月の庭」という曲を今回は「2月の庭」というタイトルで演奏してみました。
2月感を出しながら演奏したんですが如何だったでしょうか。
毎回「本番で何とかなるんじゃね?」と思いノープランでMCに臨むのですが、
毎回何とかならないのが常で、今回もだらだらと喋ってしまったんですが、
次回はびしっと決めたいものだと決意した次第です。
(実は毎回決意しているんですけどね)
そしてそろそろ新曲もやらないとなと決意した次第です。
毎回同じような服を着てライブに臨んでいる私としては多少は変化をつけようと
今回は珍しくネクタイを着用するに至ったのですが、
「お、ネクタイ珍しいね」くらいのリアクションがメンバーからあるかと思いきや皆無で、
唯一見に来てくれた山田氏だけが「五十嵐くん何だよこれ〜」とネクタイをいじってくれたので、
流石(?)だなと思った次第です。
「何だよこれ」と言われても「や、ネクタイですけど」としか回答できないですけども(笑)。


この日の共演のトンチさんのスティールパンの演奏も素晴らしく。
その響きに聞き入ってしまいました。
いつだったか夏の屋外で聞いたヤン富田氏のパン演奏を思い出しましたが、
やはり演奏者さんの個性が出るものですね。
歌声もとても良かったです。
打ち上げではそのトンチさん含め関係者みんなで食事しまして。
あら恋クリテツさんも近所なので遊びに来てくれて打ち上げにも参加してくれました。
(クリテツさんはずっと動画を撮ってくれてました)
7、8年前に私がRAFTに見に来る機会を作ったその知人も見に来るはずだったんですが、
来れなくなったとのことで差し入れのお菓子だけ送られて来て。
そのお菓子、打ち上げで出したら人気であっという間になくなったので
流石のセレクトであるなと感心した次第です。
RAFTの方が用意してくれた食事もとても美味しかったです。
締めには出演者全員で写真撮影をして。
みんなで帰路に着きました。
後日、山田氏から送られて来た写真を見たら
ライブ風景に混じって「ジェロニモ」が映っていて、流石(?)だなと思った次第です。
東中野の思い出にジェロニモ蕎麦屋が加わりました。
そして蕎麦屋の子供がカリカリと書いていたのと同じテンションで今このブログを書き上げました。
あの子は今頃もう夢の中だろうか、などと思いながら。
(あの子もたまたま来た客に後日ブログでいじられているとは夢にも思わないでしょう)
実に盛りだくさんで楽しい月曜日でした。
RAFTさん、とてもいい空間だったのでぜひまたお邪魔したいものです。
みなさんお疲れさまでした&ありがとうございました。
ということで。