どっかの中心で愛を叫ぶけものがるモンキーマジック

先日の編集作業中、lymの吉原さんとなぜかジャッキーチェンの話になって(笑)、
ジャッキーの「拳精」って映画の主題歌がすごくいい曲だったので
もう一回見たい、とのことだったんですが、
あれって日本で勝手に付けた主題歌で、
確か現行で発売されているDVDには版権のせいか収録されてないんですね。
そんな話で僕もそういや「拳精」主題歌は
すごくポップでいい曲だったなーとか思い出して。
当時の70年代後半から80年代にかけてのジャッキー映画には
大体日本で勝手に付けた主題歌が存在してるんですが、
これがどれもこれも名曲揃いで、実に侮れないんですね。
僕も当時「すげーいい曲っ」と子供心に思ってドーナッツ盤まで買ったのが、
「ドランクモンキー酔拳」の主題歌「拳法混乱」で、
これって日本のプログレバンド四人囃子の曲で(笑)、
佐久間正英によるめちゃポップなニューウェイブつーかテクノっぽい曲で、
これがジャッキーの映画をポップに演出するのに成功してたと
今になって思われるわけです。
(多分佐久間正英はプラスティックスの活動時期と被ってたと思うのですが)
さらにいえば「拳精」主題歌の「チャイナガール」って曲は
ヒーローっていうユニットの曲で、
これって四人囃子の2代目ボーカリスト佐藤ミツルと、長沢ヒロ、ホッピー神山
によるテクノ歌謡で、これも香港映画独自のB級感を逆にポップに
昇華するのに一役買った名曲と言える素晴らしい出来なのです。
他にも「少林寺木人拳」や「蛇鶴八拳」などは林哲司による
哀愁のメロディーが冴え渡ってるし、
「クレイジーモンキー笑拳」主題歌もかっこいい名曲でしたし。
当時のジャッキー映画のサントラ担当者は実にいい仕事してたなーと思いますね。
僕が特に好きなのは「カンニングモンキー天中拳」の主題歌
カンニングモンキー」で、これって作曲がタケカワユキヒデで、
編曲がミッキー吉野で、ほとんどゴダイゴ
モンキーマジック」のパロディーで(笑)、
しかもそれに匹敵するくらいいい曲なんですよ(笑)。
これはユニット名が「SHY」になってるんですが、
おそらく歌ってるのもタケカワユキヒデだと思うのですが、
どういうわけかこれらジャッキー映画の主題歌ってCD化されてないんですよね。
(「拳法混乱」だけ四人囃子紙ジャケ再発だかのディスクユニオン特典で
配付されたようですが)
これらをまとめてCD化してくれると僕としては非常に嬉しいんですけども。
もしくはすでにCD化されてるぜっ、という情報などを知ってる方いましたら
ぜひお知らせ下さい(笑)。
しかしジャッキー本人が主題歌歌うようになってから
迷走し始めた気がしないでもない僕ですが(笑)。