フィッシング・ウィズ・スキャットマン・ジョン

大学時代の同級生の話を書いててふと思い出したのですが、
今TBSのアナウンサーをやってる安住紳一郎って男、
僕の大学時代のクラスメートだったのでした。
当時のクラスメート達の近況はほとんどわからないというのに、
安住くんだけはテレビでちょくちょく見るので、
「あーちょっと痩せたなあ」とか、
「忙しそうだなあ。疲れてるのかなあ」とか、
様子がわかるので、便利(?)だったりするのですが、
その度に「オレはあいつの家族かっ」とか思ったりしてしまうのですね。
同級生なのでやはり身内のような目線で見てしまうのですが。


ところで、彼を見る度にふっと思い出す事があって。
大学生当時、確か英語のグラマーの授業だったと思うのですが、
この授業だけ出席番号順に座るという決まりがなぜかあって、
僕と出席番号が隣りだった安住くんとはこの授業の時だけ隣に座って、
ちょくちょく喋る機会があったのですが。
で、この授業の始まる前のある時、彼が、
「ねー五十嵐ってさーバンドやってるんでしょう?じゃあ新しい音楽とか良く聴いてるんだ?」
とか聞いてきたので、
「んー、まあそうだねえ。」とか答えたら、
「じゃあさ、スキャットマンジョンって知ってる?」と尋ねてきたので、
「や。それは聴いたことないなあ。」と答えると、
「じゃあ、絶対聴いた方がいいよ!スキャットマンジョン。
今流行ってるんだよ、すごく売れてるんだって!」
と、興奮して言ってきたので、
「へー、じゃあ聴いてみるよ。」
と軽く答えたのですが、
その後彼はご丁寧にノートの切れ端に
スキャットマンジョン」とメモって僕に渡してくれて、
「絶対聴いてみてね!」と念を押したのでした。
当時は、なぜにそんな執拗にスキャットマンジョンを僕に薦めてくれたのか不明だったのですが、
確かに当時スキャットマンジョンて流行っていて、
結構売れていたので、
今思うには、「流行に常に敏感である」というアナウンサーならではの
資質を当時の彼は常に表出させていて、それを僕に薦めることによって、
己に確認していたのではないかと思われるのです。
まあその後残念ながら僕の自宅のCD棚に
スキャットマンジョン」が配置されることはなかったのですが(笑)、
今でも「ジャスト」とか「金スマ」とか彼の出演する番組を見る度に、
「あーあいつの自宅のCD棚には今でもスキャットマンジョンが鎮座しているのだろうか、
それとももうブックオフにでも売ってしまったのだろうか」
と気になってしまうのです。
ところでアナウンサーついでに、今日本テレビでアナウンサーをやっている、
長谷川憲司ってのも僕の小、中、高校の同級生だったりするのですが、
彼の話はまた機会があったら書きたいと思います。
やー同級生をテレビで見るというのは不思議な気分ですよね。