青春の副音声

梅雨も明けていよいよ夏本番ですが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
学生さんとかは夏休みに入るわけですね。
いいですね、夏休み。
海に山に青春を謳歌するんでしょうか
(「あしたのジョ−」より)。


ところで謳歌もいいですけど
マナーには気を付けたいものですね。
先日、「69」って映画を見に行ったんですけど、
観客の多くが学生さんで、しかも女の子数人連れ立って、
というのがほとんどで。
それがやたらと喋るんですよ。私語。
私語の嵐ですよ。教室のごとく。
僕の隣に座った女の子二人組なんかは映画始まってるのに
ずっとくっちゃべっていて。
予告編に仮面ライダーが出てきたら
「やー、ちょー仮面ライダーじゃん。」
「おっかしー。」
とか言ってんの。
「超仮面ライダー」ってなんだよつーの(笑)。
勝手に改造してんじゃないっつーの。
強くなっちゃってんじゃん。
で、本編が始まっても主演の妻夫木聡
何かお茶目なことやったら、
「やーん、かわいー。」とか、
パシリ役の男の子がドジ踏んだら
「やー、かわいそうー。」とか、
ヒロインの女の子が出てきたら
「やーん顔ちっちゃーい。ほそーい。
やばくない?」とか(笑)、
「わたしたち思ったこと全部口に出さないとだめな病気なの。
完治しないの。」
とでもいいたげにずっとひそひそ喋ってて。
「あんたら笑っていいともの客かっ」
とか心の中でつっこんでみたのですが、
そこで彼女らも
「そーですねっ!」
とか答えるわけもなく(笑)、
僕ももう彼女らの私語を
「DVDにおける副音声」みたいなものとして、
彼女らと一緒に「やーん、かわいー。」とか
素直に楽しみましたよ(笑)。
(そこで「ちょっと静かにしてもらえますか?」と
注意できなかったのが非常に情けなかったわけですが 笑。)
まあでも最後には彼女らと仲間のような意識で(笑)、
エンドロールを見てましたよ自分。
僕、これの村上龍の原作を高校生の時に初めて読んだんですが、
その時ちょうど主人公たちと同じ年頃だったので、
「うわー面白いな−」とか思ってて。
それから10年以上経ってまた読み返してみたら
懐かしくて、でも普通に面白くまた読めたので、
なんとなく映画も見たくなったのでした。
やー、なかなか面白かったですよ。
隣の副音声も含めて(笑)。
加瀬亮とか岸辺一徳とか柴田恭兵とか
脇の役者もいい味出してて。
しかし安藤政信って僕とほぼ同い年なのに高校生役って
すごいですよね。
隣の子が「やーん、かっこいいー。」と申してました(笑)。
http://www.69movie.jp


<その他のお知らせ>
「moment」のサイトにてfishing with john「読みかけの夏」のPVが
公開されています。magazineの枠をご覧下さい。
http://www.moment.gr.jp

moment今月の内容
●short films:『records of the PinkTale Characins』
talk&interview:「伊藤銀次」インタビュー
●music:「TORII」(横内タケ/ 岡沢茂/ 矢壁アツノブ/ 西本明)
●magazine:「吉沢梅乃」/「SIFTRAIT」/「ブレッド&バター」/「fishing with john」
●specialissue:「moment jam session #3/FREEDOM SUMMER」直前特集等


この映像はDVD-R「ジョンの定点観測」にも収録されています。
DAVID GRUBBS来日公演の日にもこのDVD-Rを販売します。
通販も開始しますので詳細はhttp://www.fwj.jpをご覧下さい。