絵を描く、を見る

今日は仕事で小川町にある伝統工芸会館てとこに
行ってきたのですが、
朝5時に起きて片道2時間強の運転で、
なんつーかもーふらふらだったのですが(笑)、
なんか世間は夏休みなんだなーとか蝉の声を遠くに聞きつつ
思ったりしました。
小川町は埼玉でも結構田舎のほうで、
交通の便が良くなくて、行くの大変なんですが(笑)、
周囲に自然がまああるわけです。
ここで夏休みの子供達対象に、張り子人形の絵付け教室とか
定期的にやっているのです。
今日はそんなに来場者は多くなかったのですが、
子供やら大人やら、
知的障害者の施設の方やら、
いろんな人が招き猫とかお面とかに絵付けしてゆきました。
僕は大体の説明をして、
「こうしたら書きやすいですよ。」とか、
「これは一旦乾かしましょう。」とか、
横でサポートするくらいで、本人の好きなように
描かせるわけですが、
なかには横でお母さんが
「あら、あんたそこはみだしてるじゃないの。
ここはこうよ。」とか、勝手に手を出して、
本人無許可による(笑)、
親子コラボレーションになってしまったりして、
それはそれでまあいいんですが、
できれば子供ひとりで物を作る作業をした方が
夏の思い出になるんじゃないすか、とか
宿題はひとりでやるものだぜ、とか軽く言ってみたりするのですが。
(夏休みの宿題で作る子供達もいるのです)
まあたいてい子供達相手の時は
「うまいっ!」とか、「かわいいっ〜!」
とか基本的に誉めてあげて楽しくやってもらうようにするのですが、
大概誉められると子供たちは
「やーまたそんな見え透いたお世辞言ってお兄さんたらー」
などと大人発言するはずもなく(笑)、
素直にはにかんだり嬉しそうなリアクションして、
可愛いわけなんですが、
まあ子供でも、大人でも、一生懸命何か創作に励んでいる様は
とても好い。つーか、
清々しいものですね。端で見ていると。
そんなわけで外の猛暑と蝉の鳴き声に
夏を感じながら絵付け教室で過ごしたわけですが、
まあ実際には施設の中ってクーラー異常に効き過ぎで(笑)、
「寒いっ!、ちょっと暖を取ってくるわ。」
とちょくちょく外にあったまりに出るという事態で、
なんとかしてくれないすかねーとか思いつつ
空を見上げると眩しい太陽光線で、
途端にくしゃみをしてしまったりして。
そんなサマーデイだったわけなんですが。