みんなで鍋を囲む

昨日は12月だというのに暖かくて、
このまま冬を飛ばして春が来てしまうのではないかと
錯覚するほどだったのですが、
暖かい冬の日は、いつも厳しい表情の人がふっと笑顔を
見せた時のような感じでほっとしつつも、
またすぐ厳しい顔に戻るのではないかという
不安も含まれているようで
なんだか哀しい感じもするのですが、
ちょうど去年の今頃、fwjの「残響ピクニック」という
アルバムのジャケ写を撮影した時もこんな冬の暖かい日で、
もうあれから1年が経過したのか、という
感慨と共にあの時の空気が思い出されて
不思議な感じがしたのですが。
ちょうど昨日は石本家にてmaoの関係者やアーティストが集まって
鍋を囲むという一種の納会というかツアーの打ち上げみたいなものに
参加したのですが、pasadenaの藤本氏が
いい感じで酔っぱらっていて、
「いやーいがちゃん!」とやたらと握手を求めてきて(笑)、
相変わらず楽しい人だなあとか思いつつ、
そういやこの人と初めて会ったのも
ジャケ写撮影の時だったと思い出したのですが、
(fwjのジャケ写とpasadenaのアー写
同じ現場で撮られたのです。)
この時は彼はほとんど無口で(笑)、
「ああこの人は寡黙なギターリストなのだ」という
印象を持ったのですが、
実際にはまるで違って陽気なおじさんで(笑)、
あの時の寡黙はなんだったのかと今にして思うのですが、
まあ第一印象ってのは概ねそういうものですよね。
そんなわけで昨日はmicroshotのメンバーも全員いて、
みんなでツアーの模様やライブエイドや
フィッシュマンズのDVDなどを
見たりして飲んだくれたのですが、
僕はなんか一人でいい気になってずっとギター弾いていて、
思えば学生時代から
「飲み会などの席でずっとギターいじってるやつ」
みたいなキャラであった僕は結局変わっていないわけだなと
実感したわけですが、
まあなんだかんだで楽しかったわけです(笑)。
ところでキシくんがケーキを焼いて持って来たのですが
なかなかおいしくて、ケーキを焼くドラマーなんて
素敵じゃないすか、とか思ったのですが、
ヨシカワくんはずっと蟹をせっせと食べていて、
蟹が好きなピアニカ奏者なんてもまあ
決して素敵というわけでもないですけどいいんじゃないかしらと
思ったりしたのですが。
今度彼に何かめでたいことがあったら蟹を食べさせてあげよう。
とかなんとなく酔っぱらいながら静かに決意した僕です(笑)。
まあそんなわけでみなさんお疲れ様でしたってことで。
石本さんごちそうさまでした。