浅草にて考える

浅草公会堂で行われている歌舞伎公演の売店
うちの商品も置いてあるので、
今日はその売り子として行って来たんですが、
お客さんが買い物するのは幕間だけで
公演中は特にすることもないので、
外に出て浅草の街を散歩したり、小さなモニターで
歌舞伎の舞台を見物したりして過ごしました。


仕事で何かと浅草に来る機会が多いのですが、
しばらく来ないうちにも風景が少し変わっていたので
ちょっと吃驚しました。
しばらくぶりに友達に会ったら顔つきがちょっと変わってた。
みたいな妙なさびしさみたいなものがありましたが。
一応浅草寺にも賽銭投げておきました。
鳩は相変わらずです。


しかし去年も思ったんですけど
若い子もたくさん歌舞伎を見に来るんですね。
中村獅童とか出てますしね。
それにしても中村獅童の物販コーナー見ると
アイデン&ティティ」「ワンピース」とあって
いま、会いにゆきます」の記事に
「隣人13号」のチラシもあって、
役柄やジャンルの幅がもの凄いですね(笑)。
いい仕事している役者さんだと思います。
確か僕と同い年だったと思うんですが。
志の高さを見習わなくてはいけませんね(笑)。
(今調べたら彼の方が2歳年上でしたね)


『いまや唯生のなかにあらゆる人種が居をさだめた。
「映画のひと」、「読書のひと」、「模倣のひと」、
「陳腐なひと」、「恋する男」のほかに、
「考えるひと」が加わったのだったが、それらはまだ、
彼を「狂気」の側へと引き寄せるにはいたっていない。』
阿部和重アメリカの夜」)


おそらく今日は阿部和重角田光代の名前が
ネット上に溢れてると思うんですが、
才能に値する評価が与えられるのは素晴らしい事と思います。