夢を見る話2

たまに夢の中に「なんでこの人がっ?」というような
意外な登場人物が出てくる時がありますが、
あれはどういうことなんでしょうかね。
このキャスティング、どーいうことっ?みたいな。
あれは潜在意識の中で気にしているということなんでしょうか。
でまた、夢に登場をきっかけに
その人が妙に気になりだしたりすることもありますが。
あれは不思議ですね。
これは僕が見た話じゃないんですが、
僕の職人仲間のAさんという人がある日突然、
「なんかこないださあ、夢の中に持田真樹が出てきてさー」
とか話しかけて来て。
「それ以来持田真樹が気になって気になって
しょうがないんだよねー」とのことで、
それを聞いて僕は最初
「はーちみーつきんかんのどーあめー」の人かと思って、
「ああ、ELTのボーカルの子ね」と答えたんですが
「違うよ、いたじゃん、アイドルで。女優で。
最近見ないけど。」とのことで、ようやく
そういやそんな子がいたな、と思い出したのですが。
(ちなみにあのきんかんのどあめの
ナレーションのテンションの低さは彼女のイノセンス
体現してるのかただやる気ないだけなのか判断迷いますが)
しかしA氏の持田真樹への想いはその日以来
急速に膨れ上がり、
持田真樹は今どこで何をしているのだろうか」とか、
「彼女は今いくつなんだろうか、どんな子なんだろうか」とか、
すっかり恋に落ちてしまっていたので、
僕はその後古本屋で「月刊 持田真樹」という
平間至(だったと思うんですが)の
写真集を見つけてそれを買って彼に渡してあげたのですが、
そしたら「おおっ、これはいいっ!いいよっ!」
と大喜びで(笑)、たかが1回夢に出て来ただけで
こんなに愛されて持田真樹はなんと幸せ者だろうかと
思ったものですが、そんなきっかけもあるものなんですね。
しかし持田真樹というある意味絶妙なキャスティングに
彼のセンスを見たような気がして
さすが職人。と思ったものです。


で、その後しばらくして、またA氏に会った時、
持田真樹はその後どう?」と聞いたら
「やー嘘のように冷めちゃった。」
とけろっと言われて(笑)、
「嘘のように冷めるなよ〜」
と呆れたものですが、アイドルって大変だよなあと
なんとなく持田真樹に同情したのでした。