日常がそこにあるわけですが

今日は仕事で銀座まで行って来たのですが、
大抵デパートに出店する場合、定休日でない限り
開店前か閉店後に搬入および陳列を行うのですが、今日は後者で、
閉店後に入ってせっせと飾り付けを行ってきたわけですが、
我々はたまにしかこういう時間帯の仕事はないのですが、
店員さんはこういう遅くまでの残業が当たり前なので大変ですね。
しかし熱心に働く社員さんたちに好感を持った私です。
仕事を一生懸命やっている人が僕は好きです。


今日昼間、2歳になる姪っ子が遊びに来ていたのですが、
なにやら冷蔵庫に向かってひとりで喋っていて、
時折「うきゃきゃ!」と笑い声を上げていたので、
きっと冷蔵庫と会話しているのだろうなーと思ったのですが、
そんなに楽しく笑える話なら、僕も冷蔵庫の話を聞きたいものだと
思ったりしました。
「ぶーん。」としか僕の耳には聞こえないのですが。


今日、夜に帰宅途中、何かにつまずいたのか、
道路の真ん中で横転するバイク乗りの青年を目撃したのですが、
幸いにして青年は無事のようで、
面倒くさそうに起き上がって遠くへスピンして転がったマシンを
みずから拾い上げていたのでまあ良かったのですが、
その時はちょうど零時を回った辺りで、日付けが変わった直後で、
彼の「明日」はバイクの横転というアクシデントから
スタートしてしまった格好になるわけですが、
彼はこの事件をどう日常に消化するのでしょうか。
日記に「バイクで横転」とか書くのでしょうか。
友達に「転んじゃってさー」とか話すのでしょうか。


「わたしたちはみな、森で倒れる樹・・・」
(「失聴」ハンナ・メーカ)