以心電信

めちゃイケの「笑わず嫌い王」っていう企画、
毎年見てるんですけど、いつもいいキャスティングですよね。
バッファロー吾郎の森光子ネタがゴールデンで
放映されるとは思わなかったですが(笑)。
しかしアンガールズって面白いですよね。
相当確信的かつ革新的ですよ彼らは。
(特にネタを作ってる田中の方)
キモ可愛いとかいうキャラ受け先行ですけど、
「野球拳を演奏するドラマーの物真似」とか
着眼点が凄いし、言葉のセレクトもセンスあるし、
オチてるのかどうか微妙な空気をジャンガジャンガで
一気にオトしちゃう芸風は発明だと思いますね。
ぜひキャラだけで消費されないでほしいものです。


ところでレコーディングですが、一気に進んだかと思えば、
地味にやり直したり、録ったあとすぐ消しちゃったりして
三歩進んで二歩下がるとはよく言ったものですが、
まあ曲として見えてきたのがいくつかあるので
これから詰めていきたいと思います。
手紙を書くのと似てますね、作業的には。
せっかく長々書いたのに消しちゃう。
なんてよくあることです(笑)。
ぜひ心を込めて書きたいものです。
その一音一音を。


エヴァ4話。
エヴァに乗ることへの疑問から家出して放浪して苦悩して、
最終的にはエヴァパイロットから離脱するシンジですが、
クラスメートのトウジ、ケンスケが
去ってしまうシンジを駅まで見送りに来て和解したのをきっかけに
(ここではじめて友達が出来たというわけですね)
やはりエヴァに再び乗る決意をするという展開。
名シーンといえるのが、この駅でのシンジが戻る決意をする所で、
同じく見送りに来たミサトがホームを見ると、
電車に乗ったはずのシンジが乗らずに佇んでいる姿を発見して、
そこでしばし二人が見つめ合うんですが、
この間動きは一切無しで、蝉の声と駅のアナウンスだけで、
え?どれだけ溜めるの?ってくらいの間があるんですね。
(こういう演出、凄いと思うんですが)
で、しばしの間の後に
(戻る決意をした)シンジが「ただいま。」と言って、
それを受けてミサトが
「おかえりなさい。」
と言うんですが、これが感動的なんですよ(笑)。
これには伏線があって、
2話でミサトの家に初めてシンジが来た時に「お邪魔します。」
と言うんですが、ミサトは「ここは今日からあなたの家なんだから」
と言うとシンジは「ただいま。」と言って
ミサトはそれに「おかえりなさい。」と応えてるんですね。
結局シンジは逃げ出さずに自分の家に帰ってきたという
ラストなんですが、なかなかしみじみきますよこれは。
いや−いいなあー。