千のナイフ

fishingwithjohn2005-03-19

相変わらず地味にレコーディングを進めています。
毎回曲を作るたびにもうこれでネタは尽きたんじゃないかとか、
果たして次にこれよりもっといい曲が作れるだろうかとか
ぼんやり不安になったりもするのですが、
不思議とできるもんなんですねこれが。
なるべく出し惜しみしないで
雑巾のようにアイデアは絞り切った方が良い。
宮崎駿氏がどこかで言っておりましたが本当にその通りで、
絞り切らないとまた水を吸収しませんし、
出し惜しみしてる間にその初期衝動は薄れちゃいますしね。
そんなわけでがんばって絞ってます。
ぜひいいものにしたいと思います。


ところで最近「短歌」に心惹かれていまして、
枡野浩一氏のブログも興味深く読んでいるのですが、
(http://masuno-tanka.cocolog-nifty.com/blog/
今日NHKでやっていたドキュメントが
「ケータイ短歌」特集だったのでちょっと見たんですけど、
何か現代の悩める病める若者の想いが
ケータイという現代的ツールで歴史ある短歌という形で表れ
どーのこーのみたいなので、いかにもな内容というか、
さして面白くはなかったんですが(笑)、
紹介された短歌作品の中にはなかなか秀逸なものもあって
感心しましたね。
ケータイメールというコミュニケーションツールは
若い子たちの文章力を確実にレベルアップさせているな。
なんてこれまたいかにもな感想を抱いてしまったのですが(笑)。
でも短い言葉の方が難しいですよね。
こうやってだらだらと書き流す方が楽なんですよ実は。
自分でも詠んでみようかと思いましたが、
また別な能力使う感じなんですよ、同じ言葉でも。
難しいです。満足いくところまでいかないですね。
つーかその前にまずレコーディングしろよって話ですしね(笑)。


「おぼろげな記憶によれば
フリッパーズギター』はたしか別れの言葉」


「靴下のたるみをなおす要領で俺を肯定したい日もある」
枡野浩一