ライディーン

fishingwithjohn2005-03-21

レコーディングですが、没にしようかと思ってた曲を
ふとやり直してみたら良くなったり、
比較的進んでいた曲が途中で煮詰まったり、
時間の経過のうちに前進したり停滞したり
いろいろなわけですが、物を作る、育てるというのは
そういうことであって、その過程でいろいろ見えてくるので
面白い。
というような同じような発言をエヴァのカジというキャラクターが
イカを育てながら発していてなるほどなと思ったのですが、
このカジってキャラクター、そうとう名言を作中で残していて
なんだかだんだんこのキャラが好きになってきた私なんですが(笑)。
ちなみにこのスイカを育てるというモチーフは庵野監督のなかで
どういう意味合いなんだろうかとかふと考えるのですが。
自身の創作に対する想いなんでしょうか。


で、エヴァ第16、17、18話。
エヴァの精神に浸食し、乗っ取りを計る新たな使徒の登場。
エヴァ四号機と施設そのものが実験中に消滅し、
残った参号機が日本に渡され、そのパイロットに
シンジのクラスメートの鈴原トウジが抜擢され、
実験が行われるもその最中にエヴァ参号機が使徒に浸食され暴走し、
その撃滅にシンジらエヴァが向かうことになるという展開。
自分の妹がエヴァ使徒の戦闘中に負傷したこともあって、
エヴァを嫌っていたはずの自分が乗ることになったことへの葛藤など、
鈴原自身と周辺の人物の物語が学校のほのぼのした描写と
緊張感あるネルフでの描写と交互の舞台で描かれて
実にこの辺りの回は面白いです。
鈴原に恋心を抱く委員長の女の子が鈴原のためにお弁当を
作ったりなどのシーンもあるのですが、
その愛情もむなしく実験中にエヴァ参号機は使徒に侵され暴走し、
エヴァに攻撃されることになるのですが、
(このギャップがまた哀愁度増すいい演出になってるんですね)
最後までシンジは参号機に乗ってるのが
鈴原だと知らされていないんですね。
でもいくら使徒といってもパイロットが乗ってるのに攻撃は出来ない、
とシンジは躊躇するのですが、それを見かねたゲンドウが
ダミープラグに切り替えてシンジの意志とは関係なくエヴァ
動かしてしまうんですね。
で、参号機をめちゃくちゃに攻撃しまくるんですが、
この暴力的な描写が陰惨で、凄まじいんですよ。
エヴァの中ってまるで血みたいな溶液で満たされているんですが、
それがしぶきとなって吹き出て飛び散るのが
なんか時代劇の血が吹き出るみたいな、ああいうのに近い描き方で、
信号機に滴る血の描写とか、前にも書きましたが北野武みたいな圧倒的な
暴力っぷりで、凄いんですよここら辺のシーン。
で、最後はシンジがやめろとずっと叫んでるのに
操縦席であるプラグも手で潰しちゃうんですよ。
結局操縦者はまだ生きていて、ちょっと安心するシンジですが、
そこで初めて参号機に乗ってたのが
友達の鈴原だったとわかって絶叫するんですが、
進化する使徒といい、こんな凄い物語でしたっけね。
これ、どうなるんですかこの先。全然覚えてないんですが。
楽しみですなー先が。
あと、エンディングテーマの
ドラムンベースバージョンが突然登場しました。
石本さんよく覚えてたなー(笑)。


ところで今朝は春を告げる強風で目が覚めましたが、
そろそろ暖かくなるんでしょうか。
明日から仕事で宇都宮に行くのですが、
こういう季節の変わり目って服装が難しいから困るんですよね。