宇都宮デイズ

そんなわけで帰ってきました。
みなさんいかがお過ごしでしたでしょうか。
雨ですが着いたらこちらの方が暖かいような気がしました。
宇都宮は寒かったです。


宇都宮へは買ったばかりのスニーカーを
履いて行ったのですが、
途中雨も挟んで、いい感じに馴染みました。
(宇都宮では朝晩ホントよく歩きました)
こうしてだんだん自分の足になってゆくのはいいものです。
しかし僕は普段スニーカーをマメにクリーニングしたり、
愛でたりする習慣がないので、年月を経る毎に
みるみるくたびれ、汚れてゆくのですが、
ふと己の足下を見ると、
「ああ、このスニーカーで何度ステージに上がったろうか」とか、
「ああ、これ履いて北海道の雪も名古屋の夏も歩いたな」とか、
刻まれた日々を回想したりするのですが、
そのくらいのセンチメンタリズムを
スニーカーに抱くくらいは僕もするのです。


職人仲間の人とホテルに向かう途中、信号に掴まったので、
「ここの信号長いよねー。」なんて会話をしていたら、
「でも僕、信号運がいいので急いでる時は
大抵スムーズに青になるんですよ。」と一人の人が言ったので、
「へぇー。」なんて感心したのですが、
「信号運がいい」というのも地味にラッキーな傾向ですよね(笑)。
「駅に着くとちょうど電車が出るところだった」とか、
「初めての場所なのに乗り換えがいいタイミングで出来た」とか、
移動に於いて運のいい人ってたまに話に聞きますけど、
僕は専らその反対で、大抵僕の前で信号は赤になるし、
電車も僕の前で発車してしまうので、
いつも信号や電車をしばし待つ事になるのですが、
みなさんそういうのってないですか。
でも僕の場合はそうやって待ってる時間に
いろんなことを思考し、後にそれを試行したり、
いろんなことを想像し、後にそれを創造したりしているので、
ある意味役に立っているとも言え、
まあそういう時間のエアポケット的なものも
僕にはあってもいいかな。
などと前向きに(笑)思ったりしますが。
でも急いでる時は嫌ですよね(笑)。


ところで、宇都宮で驚くべき再会を果たしたのですが、
突然、小中高と一緒だったクラスメートが訪ねて来て。
「新聞の広告に五十嵐くん載ってたから来てみたよ。
今転勤で宇都宮に来てるんだ。」とか言って、
吃驚したのですが、そもそも会うの10年振りなんですよ(笑)。
顔を見て思い出すのに数秒かかりましたが、
一瞬で当時のこと思い出すもんですね。
同じく小中高と一緒だった人で今は日テレのアナウンサーやってる
長谷川くんてのがいるんですが、
彼とまだ連絡取ってるようなのでもっと驚いたのですが、
僕なんて高校の同級生と連絡ほとんど取ってないんですよ(笑)。
当時のバンドメンバーくらいですよ、せいぜい。
「バレー部の○○くんの結婚式があってさ。」
とか言われたのですが、正直覚えてなかったので参りました。
何が参ったのかって感じですが(笑)。
いやしかし感慨深い感じでしたね。


まあ他にもいろいろあったのですが、
また折りをみて書きたいと思います。
とりあえずただいまということで。