代官山で耳に刺激を

昨日は代官山までsimのライブを見に行ってきました。
simメンバーの大谷能生さんがコンパイルしたコンピ盤の
レコ発イベントだったんですけど、
どのバンドも素晴らしかったです。
sim、初めてちゃんと見ましたが、
(トータスの時は少ししか見れませんでした)
サウンドの構築の仕方が面白かったです。
特にリズムの組み方なんですが。
複雑かつ独特な間で組まれたリズムを
ドラマーが寸分の狂いもなく機械のように叩くのですが、
あれは打ち込みだと意味ないんでしょうね。
生ドラムでこそのライブ感があって、そこが魅力だと思いました。
3ピースのバンドとして見た目にかっこいいんですよ。
(エレクトロニクス担当の大谷さんが
あんなに踊る人とは思いませんでした 笑)
実際お客さんも踊ってましたが、
一定のリズムのクリックに合わせて踊る人もいれば、
途中で変化するドラムパターンに合わせて踊る人もいれば、
ギターのカッティングに合わせる人もいて、
それぞれ違う感じでノッてるのが印象的でした。
(こういう光景はDCPRGのライブでよく見かけます)
あとビートルズの「ブルージェイウェイ」のカバーが
印象的でしたね。ああいう解釈って新鮮ていうか、
選曲からして確信的かつ革新的じゃないかと思いました。
ていうかジョージファンの僕には嬉しいカバーでしたね。
アルバムもぜひ聴きたいですねこれは。


あとイトケンさんが参加してる飛頭っていうバンドも良かったです。
ああいう緩い感じのサウンドは好みなので気持ちよかったですね。
ダビーな感じが。
夜中に酒飲みながら聴きたいですね。
メロウな感じも良かったです。
コンピに入ってた曲も聴けたし。


あと秋山徹次さんのS.A.R&R.Sっていうバンド。
これも強烈でしたね。
冒頭の一音、吃驚しましたよ。
何の事故かと思いました(笑)。
平たく言うと延々轟音のノイズなんですが、音圧が凄まじくて。
秋山さんはギターを日本刀(!)で擦って、
あともうひとりのギターの人がフィードバックで、
(この人のルックスがハードロッカーみたいでかっこよかったです)
あとは電子音と、蛍光灯(!)のノイズ発生装置
(このシステムがよくわかんなかったんですが、
近くで見たらボスのエフェクター3つくらいかましてました)
の4つでノイズを出すんですが、
地響きのような低音と、歯医者の治療中(笑)みたいな高い金属音と、
中域のフィードバックと、
それぞれの音域全部埋める感じで、
いうなれば「ノイズのハーモニー」とでもいうのでしょうか。
40分くらいずっと轟音だったんですが、これは凄かったですねえ。
全員ルックス迫力あるし。海外でもこれは大受けでしょうね。
もうこれ見れただけでこの日来た甲斐ありました(笑)。
ホントに素晴らしかったです。


あとは最後にGoth-Tradが出たんですけど、
これも声やスプリングなどでノイズを発生して
サウンドを構築する非常に見事な音作りだったんですが、
いかんせんその前に延々轟音を聴いていたので
ちょいともうお腹いっぱいでしたね(笑)。
耳がもうすっかりくたびれてたんで。
最後くらい静かなアンビエントを私にくださいな。
とか思っちゃいました。
まあでもGoth-Tradさん自体は本当に素晴らしかったですよ。
ZEEBRAさんに顔が似てたんで吃驚しました。
(顔は関係ないだろうという話ですが 笑)


あと最初に出たmi-neっていうバンドですが、パーカッションの人が
古い知り合いだったのでなんだか懐かしかったです。
まだ音楽やってたんだーとか思いましたが、
よく考えたら僕もまだやっているわけで、お互い様ですね(笑)。
マグースイムっていうバンドやってた人なんですが。
ちょっとしみじみしました。
このバンドも良かったなあ。


えーそんなわけで長々感想書きましたが、
長丁場で少々疲れました(笑)。
この日は石本さん、しもだんさんとかlym宮崎さんとか、
土佐くんとか神森くんとかだいたいこのブログに
登場する人みんな来てました(笑)。
終わった後ちょっと打ち上げに顔出して帰りました。
(何気にこの日初めて大谷さんと喋りました)
いやー刺激になりましたね。
いいイベントでした。


で、その土佐くんが今月のスタジオボイス誌で
simにインタビューしてますので興味もたれた方は御一読ください。
本人も喜ぶと思います(笑)。