デモテープデモ

以前、カセットテープ処分問題について書きましたが、
先日、型を整理している時に物置から
またカセットテープの山が出てきたのですね。
これをどうしようかという感じで今困ってるのですが。
モノはほとんどデモテープ類だったのですが、
ほら、バンドやってると人のバンドのデモとかも
自ずと貰うじゃないですか。
聴いてちょうだい的な。
そういうのが山のようにあるんですよ。
デモといえばテープだった時代ですよ。
今となっては懐かしいですが。


中にはもうすでに解散してるバンドのもあるし、
形を変えてまだ音楽活動してる人のもあれば、
今は何やってるんですかねーみたいな人のもあるわけで。
デモテープの数だけ青春があるというわけで、
見てて感慨深いですが。
ポラリスの大谷くんがラブライフの前にやってたバンドとか、
今となっては貴重な感じのもありましたが、
こういうのって結構取っておいてる人いるんでしょうね。
自分の昔のデモとかもいまだに誰かの手元に
残されてるかと思うと恐ろしいですが(笑)。


しかし当時はいいなーとか思って聴いてたものも、
今の耳で聴くと意外と拙かったりして、
「あれ、こんなヘタだったのかこのバンド」
とか発見がありますね。
逆に今聴いてもクオリティ高いのもあったりして。
当時マラカスっていうバンドがいて、僕好きだったんですけど、
このバンドとフェイ・ウォンのカバー曲を
セッションしたことがあって、
そのフェイ・ウォンの曲のデモも出てきたんですが、
こういうのカバーするセンスとかやるなあ、とか
当時思ったものですが、今でもいける感じなんですよ。
フェイ・ウォンのアルバムってコクトー・ツインズ
曲を提供してたりしてなかなかいいの多いんですよ)
で、その後そのマラカスが解散したらしいと聞いて、すぐに、
「じゃあ俺のバンドに入れるしかねえっ」
と思ってメンバーを口説いてそのままリズム隊を
うちのバンドに入れてしまいましたが(笑)。
(各駅停車のリズム隊になったというわけです。
だいたろう氏の辞めた後がまですちなみに)
そういうエピソードも思い出されるから不思議なものですね。
過去を振り返ってまた新たな発見もあるわけで、
こういうのもいいものだと思いました。
しかし処分問題は解決されてませんが(笑)。
取っておいたほうが良いのでしょうねこういうのは。


しかしフェイ・ウォンて可愛かったですよね。
(過去形で言うなという話ですが 笑)
恋する惑星」とか見ててときめきましたもんね。
夢のカリフォルニア」の劇中での使い方とか、
秀逸でしたよねあの映画。
また見たいですね。