アイス!アイス!アイス!

今日、義姉が姪を連れて遊びに来た時に
アイスを差し入れに持って来てくれたので、
今年に入って初めてアイスを食べたのですが、
久々に食べたらおいしかったです。
僕は年間3、4個くらいしかアイスを食べない
アイス消費量の極端に少ない人間なんですが、
アイスを1年中やたらと食べる人って多いですよね。
姪も夢中になってチョコレート味のアイスを食べていて、
子供をここまで虜にするアイスってたいしたやつよのう、
とか思ったのですが、大人も好きな人は好きですし。
冬に暖かい部屋で食べるアイスは格別。
なんて話も大人の人からよく聞きます。


「三月のライオン」という映画で、主人公の女の子が
いつもクーラーボックスを持ち歩いていて、
そこにアイスを入れていて事あるごとに食べていたのですが、
それを見てて歯や頭やお腹が痛くなったりしないのかしらとか
思ったものでしたが、女の子が甘いものを食べる行為は
食事とは違う次元の行為のように感じられて、
僕にはとても不思議なんですが、
文字通り甘美な魅力があるのでしょうね。


しかしアイスに関しては女性ばかりでもなく、
地方で仕事帰りとか職人仲間とコンビニとか行くと、
みんないいおっさんがアイスとか買っていて、
「それ、いつ食べるの?」と聞くと
「風呂上がりにアイス食べるのが日課になっちゃってて。」
とか言うので、
「それ、毎日だと太らない?」と聞くと
「わかっちゃいるけどやめられない。」と答えるので
あんた植木等かっ、とか思いつつも
風呂上がりにはビールを飲んで酔った勢いで寝てしまう自分が
ひどくおっさんくさく感じられて、
ちょっと恥ずかしくなってしまったのですが。


僕は棒状になっているアイスキャンディーとかを食べる際、
熱で溶けてその存在自体が消滅へ近付くスピードよりも
あきらかに食べるスピードが遅いので、
食べながら溶けていく汁が手のひらに零れるのがなんだか嫌で、
急かされてるというか、生き急いでる感じというか、
「ちょっと溶けないで!まだ食べてないんだから!
俺の、
俺の、
俺の話を聞け、
2分だけでもいい〜」
と歌いたくなるのですが、かといってカップ状のやつも
なんかあんまり進んで食べる気がしないんですよね。
レディーボーデンとか昔は高級なイメージで、
かつては食べるのが楽しみだったのに
今はそんなでもなくなっちゃいました。
このときめきが薄れたのは非常に残念なのですが。


かといってコンビニで無理にアイスを買っても
積極的に食べないので、半永久的に冷凍庫で
凍らされる運命になるわけで、
それはアイスにとっても僕にとっても不幸な出来事なので
たまにおみやげかなんかで貰って食べる。
という距離感が僕とアイスの正しい在り方のような気がします。


そんなきみを愛す。
とかいつか言える日がまた来るのかしら。