彼方からの手紙

fishingwithjohn2005-05-24

数年前から度々、香港から変なエアメールが僕宛に来るようになって、
今日も久々に来たんですけども。
や、別に香港にペンパルがいるわけではないのです。
なんか香港の宝くじ会社からの勧誘みたいな手紙なのです。
「この度五十嵐さんに賞金
10億9千8百万円が当たる優先権を与えます。
参加費2千円を送ってくれればすぐに手続きを致します。」
という内容で、なんじゃそれって感じなのですが、
もう3回くらい同じのが数年に渡って送られてきてるので
すっかりお馴染みになってしまいました。
それこそ友人の便りみたいに思い出したように送られてくるので、
ああ、もうそういう季節かあ。
あいつ元気でやってっかな。
あれから僕たちは何かを信じてこれたかな。
なんて夜空の向こうを眺め想いを馳せてしまいそうになるのですが、
みなさんの所にも来ませんか?
この手の手紙。
そもそも10億9千8百万円が当たる!
というその金額がスケールでかいけど微妙に小さい感じというか、
子供が考える大金の額ってこんな感じね。みたいな(笑)、
妙なせこさがありますよね。
しかも参加額2千円送ってくれれば、
という微妙にリアルな数字が(笑)。
それくらいならつい出しそうだし、後で文句言われなさそう、みたいな
守りに入ってる感じが何か切ないですよね。
よーく読むと10億全部確実に当たるわけではないのがわかるんですが、
全体の印象としては確実に10億当たるから
とりあえず2千円ちょーだい。2千円でいいのっ。
という文面になっていて、なんつーかこういうの考える思考が
哀しみに濡れている感じというか、
こういうのから遠ざかりたいがために私は音楽を奏でているのですよ、
と誰に向かってかわかりませんが何となく述べたい感じがした私です。
まあとりあえず今夜は夜空の向こうにでも言っておきます。
あいにくの雨ですけども。
もう手紙は送ってこなくていいですよと(笑)。