エレクトロニクスの系譜

ブルース・ハークの伝記映画
「ハーク ザ・キング・オブ・テクノ」というDVDを
見たのですが、貴重な映像も結構あって面白かったですね。
彼はここ最近再評価されるようになった電子音楽家で、
60年代から自作のシンセサイザーとか使って
リトミック的な要素を含んだ児童音楽レコードを数多く
リリースしていたのですが、果たしてそれを本当に子供が聴くの?
みたいなサイケな魅力満載のレコードばかりで、
面白いんですよ。
「モンドミュージック」ていう本で彼の存在を初めて知って、
これは聴いてみたいものだとずっと思ってて。
で、数年前にようやくCD化されたのですぐさま聴いたんですが、
ヤン富田の元ネタってこれだったのかー、とか発見ありつつ、
気に入ってそれ以来愛聴しているのです。
そのハークが自作の電子楽器で宇宙みたいな不思議な音出したり、
デルマトロンていう、人間の体を介し電気を通して音を鳴らす
テルミンみたいな音が出ます)楽器で演奏する映像とかあって
なかなか興味深かったですね。
マウス・オン・マーズが彼の音をサンプリングしてたりして、
(彼らもインタビューで映画に出てます)
電子音楽の系譜として今につながってるのだなあとか、
感心しながら見ましたよ。
ステレオラブとか、アナログシンセのチープな感じを
使いまくりのバンドって一時多かったような気がするんですが、
改めてああいう懐かしい未来感ていいんですよねやっぱり。
http://message.jeugia.co.jp/issue0402.html