言葉の行方は国会で青島幸男が決めたのだ。

本日、とある飲食店に立ち寄った際のことです。
私の隣に高校生くらいのカップルが座っていたのですが、
その二人の会話を聞くともなしに聞いていたら、
男子の方が「そんで俺、こてんぱんにやられちゃってさー」
という言い回しを話の流れでしまして。
そしたら女子の方が
「え?ちょっと待って、こてんぱんて何?」と
真面目な口調で聞き返したのです。
「え?こてんぱんにやられたんだよ。こてんぱんだよ」
と男子が言うと女子は
「なにそれー、どんなパン?フランスパン?ちょーウケるー」
とか言って。
いやいやいや。お嬢さん。
ウケてる場合ではございませんて。
こてんぱんですよ?
「えーお前、こてんぱんて知らねーのかよー。」と男子の方が
言葉を知らない女子そんなお前が可愛い。
みたいな口調で「こてんぱん」の説明を拙くしていたのですが、
私もこてんぱんにやられたことを人に伝達する際は
こてんぱんという言葉を使用するかもしれませんが、
さもなければ滅多に使用しない言葉だし、
こてんぱんにやられた人が周囲にいない場合、
そんな言葉は耳慣れないのもしょうがないのかなとか
思ったのですが、それともこれはいわば方言のようなもので、
地方によって違う言い方をする言葉なのであろうかとか
色々考察するに至ったのですが、
同じような種類の言葉として「けちょんけちょん」など
挙げられるかと思うのですが、
これもけちょんけちょんに言われてしまった事を人に伝達する際、
「けちょんけちょん」という言葉を使用するかもしれませんが、
さもなければ使用しない言葉かもしれないな、
なんて思ったのですが、いずれにせよこういう風に
会話の中で死語になるものと死語にならないものの生き残り合戦が
熾烈に行われているのだろうと思うと感慨深いと言うか、
言葉ってロンリーだぜ。なんてことを思った私ですよ。
(よくわかりませんが・笑)
「けちょんけちょん」とか、「こてんぱん」とか、
みなさん日常で使用しますか?
私は「しとしとぴっちゃんしとぴっちゃん」とか
「ラミパスラミパスルルルル」とか、
「ぴーひゃらぴーひゃらぱっぱぱらぱー」とか、
そんな言葉さえよく使用するのですが(笑)、
日常に使用されない言葉の死語への道のりに待ったをかけるのは
女子を諭す男子のボキャブラリーなのではなかろうかと思う
今日この頃なのです。