「鈍行ブックモービル」発売になりました

そんなわけで発売になりました。
いつも自分の新譜が出るとCDショップまで偵察に行って、
店員さんの書いたポップのコメントなどチェックし、
自分のCDを試聴してる人を見つけたらその後ろで
「買うべし!買うべし!買うべし!」と
「あしたのためにその1」的な意気込みで念力を送るのですが、
今回も時間あったら念力を送りに行こうかと思います。
fwjの売り上げの半分は念力で出来ています。
と言っても過言ではないくらいなのです。
大事なのは想うことなのです。
ジャケットの私の写真が目印です。
後ろにはCOWBOOKSさんのブックモービルが映っています。
今回写真を撮ってくれたのは口ロロサンガツのジャケも手がけた
かくたみほ嬢です。
とてもいい写真だと思います。
二人で暑い日に横浜まで撮影に行きました。
かくた嬢は汗だくになりながら「うー暑い。」とつぶやきながら
手元のカメラに何枚も何枚もショットを収め、
私はというとかくた嬢の指示通りに従順に動きつつ、
本の背表紙や中身をぱらぱらとめくりながら、
涼しい顔で楽しんでいました。
なぜなら私は寒がりなので暑いのは大丈夫な方なのです。
長袖の秋もののカーディガンを着ているのですが、
汗もあんまりかいていません。
撮影中はずっとカーディガンを着たままでした。
そんな涼しい顔した二人の気持ちは今もゆっくり進むのさ。
とか心の中で歌ったかどうかは覚えていませんが
そんな初夏の日のショットがジャケットになっています。
ちなみに私が持っているのはつげ義春さんの本です。
COWBOOKSの松浦弥太郎さんは暑いのにそばで我々の撮影が終わるまで
待ってくださっていました。
松浦さんは思ってた以上に男前だったので
思ってた以上に男前だ。
とそのままのことを思ったのを覚えています。
とても優しい方でした。
そんなジャケ写を店頭で見かけたらぜひ手に取ってみてください。
そして願わくばレジに差し出してください。
そしてお金を払って家に持ち帰り、紅茶やコーヒーや
その他のドリンクなど用意しながらそして飲みながら、
誰かから送られてきた手紙を読みながら、
視線を猫に投げながら
(猫がいない方はその他の好きなものに投げながら)
ゆっくり聴いてみてください。
そのまま毎日の中に。
もしそういう暇や手間がナッシングな方は
各種ネット通販、iTMSでもお買い求めいただけます。
よろしくお願いします。
何回お願いしてるのだ私は。とか思いつつもお願いしてしまいます。
大事なのはお願いすることです。


タワレコの情報誌「バウンス」「イントキシケイト」、
そして「ミュージックマガジン」にレビューが掲載されています。
ぜひご覧ください。
しかしiTMSのレビューってどなたが書いてくださったのでしょうか。
ありがたいです。
大事なのは感謝です。