マイナーながらスペシャル

先日NHKでやっていた「列島横断短歌スペシャル」という
番組をわざわざビデオに録って見たのですが、
列島横断!という大規模なスケールを掲げ、
放映時間も5時間余り!という盛大な枠組みの、
あまりにスペシャルな体裁の番組だったのですが、
内容はと言うと淡々と視聴者の短歌を歌人が批評していくという、
スペシャルから2万光年離れたかのような渋く地味過ぎる内容で、
その緩さと枯れた番組の佇まいに私は宇宙すら見てしまいました。
地味っ!!
という感じで。
でも私のように見ている人がいるから放映されているのですね。
(今回で20回目だそうです)
歌人口って意外に多いのですねこうして見ると。
私の好きな穂村弘という歌人が選者として出演してるので
見たというのもあるのですが、
なかなか興味深い投稿が多くて面白かったです。
この人はこういうところにこういうものを感じるのか、
とその選者の嗜好もわかりますし。
穂村弘氏は年齢不詳な不思議な雰囲気の人で、
この妙な若々しさは何なのか。と改めて感心したのですが、
ミュージシャンの青山陽一氏に会った時も
似たような若々しさを感じましたよそういえば。
(メガネという共通点だけかもしれませんが)
ところで同じく歌人枡野浩一氏は
こういう緩い番組には似つかわしくない感じですが、
ああいう場で枡野氏がどう批評するのかも見てみたかったですね。
(出演している歌人が年寄りばっかりなので驚きましたが。)
でもやはり短歌って一般的にはマイナーなんでしょうね。


ところでiTMSチャートですが、全般で「残響ピクニック」が22位、
ポップ部門で「残響ピクニック」が3位、
「鈍行ブックモービル」が21位にランクされてます。
数がどのくらいなのか検討つかないのですが、
聴いている人がいるというのがわかるだけでも励みになりますね。
(曲単位では「読みかけの夏」と「虹」が売れてるみたいです。)
もしCDというアイテムで手元に置いておきたいという方が
いらっしゃいましたらぜひ店頭の方でよろしくお願いします。
渋谷のタワーでは5階の試聴機に入っています。
新宿のタワーでは店員さんの手作りポップが付いていて、
嬉しいコメントが書いてありました。
こういう風に店員さんが個人的に勧めてます的な
ささやかな展開がこのアルバムっぽくて良いなと思ったり。
こういうマイナーな音楽性のは地方や小さいレコ屋には
置いてないかもしれないので
そういう方はアマゾンなど通販もありますのでよろしくお願いします。
ってまたお願いしちゃってますが(笑)。
まあ新曲発表というある意味スペシャルな感じですので
お願いさせていただきたいなと。
こう思うわけです。


ところで先日触れたオザケンの連載ですが、早速入手しました。
小説じゃなくて童話ですねこれは。
詳しくは後日書きます。
ドゥワッチャライクということで。