零れるピアノ プレゼントの行方

fishingwithjohn2005-12-24

先日、「自分へのクリスマスプレゼント」と称して、
さらには「レコーディングで使用するから」と
言い訳も用意して(別に買うのに言い訳しなくても良いのですが)
赤いトイピアノをさり気なく購入してみたのですが、
これを置いておくと部屋が急にお洒落になった感じがしますよ。
その一角だけですけど(笑)。
色的にもクリスマスっぽい感じだし、
私が子供だったらこんなもの貰ったら嬉しいなあ!
とか思いつつ買ったのですが、残念ながら私には嫁も子もいないので
取りあえず自分一人で喜びました(笑)。
弾くと夜にこぼれ落ちる光の雫のような煌めく音がしましたよ。
早速名前を「ぴあのん」と付けました。
そのままじゃないかとお思いでしょうが、
今書きながら急に思いついたので
そのままなニュアンスが出てしまったのです。
逆にギャップのある感じで
梶原一騎
とか付けても良いのですが、
そんな侠気溢れるネーミングに愛着を持てる自信がありませんし。
取りあえずこれをレコーディングに使ってみようかと思ってます。


ところでプレゼントといえばジッタリン・ジンというバンドに
「プレゼント」という曲があって、
「あなたが私にくれたもの」と、
彼から貰った品を次々に列記していく歌があるのですが、
「マーブル模様のボールペン」
「緑色した細い傘」など、
なかなかガーリーなアイテムばかり押さえられていて、
彼女の趣味に合わせているのか自分の趣味なのか
いずれにせよ頑張っているセレクトだな!とか思うのですが、
でも最終的には「大好きだったけど彼女がいたなんて」という、
恋の成就が為されない結末が用意されており、
聴いてて「ホワイ?」と思ってしまうのですが、
そもそも先方の男子はちゃんと彼女がいるのにも関わらず
なぜ単なる友達のその子にそんな次々と贈り物をするのか、
えらい気前の良い輩だな。とか思ってしまうのですが、
その子もその子でそんなプレゼントをもらうほどの仲なのに
先方の恋人の存在の有無の確認くらい事前にしておくべきであり、
意志の疎通がなさすぎ!
とか思ってしまう私なのですが、不思議な歌ですよねあれ。
付き合ってたのに自分とは別な彼女がいたってことなんでしょうか。
プレゼントの中には
シャガールみたいな青い夜」とか
「夢にまで見た淡い夢」とか、
それは男子の方はあげた自覚ないでしょみたいな、
自らの妄想込みのものも含まれているのですが、
そんなものまで貰っといて彼女がいたなんて切ない話よね!
なんて勝手に歌の主人公に同情しつつ切なくなっている私なのですが、
あれって実は作詞したのギターの男性なんですよね。
なんてガーリーなやつ!とか感心してしまうのですが。


しかしプレゼントって選んでる時にあげる人の事を
ずっと考えてたりして充実の時間だったりするので
貰うよりあげる側のほうが楽しい気がするのですがどうでしょう。
貰うのも嬉しいですけどね。
しかしあの歌も数々のガーリーなアイテムに混じって
梶原一騎の単行本」
とか、侠気も入れてあげたら良かったのになあとか思うのですが、
かなりの台無し感でしょうね。
ちょっと入れるだけで台無しにしてしまう梶原先生の力は凄いなと。
こう思ったりする私です。


で、結局ピアノの名前は「ぴあのん」になりそうです。
ピアノなのにあえて「三味線」とかいう名前もありですが。
「ぴあのん」か「しゃみせん」どっちかにします。
って誰に報告してるのでしょうか私は。