私、アップルストアで。

渋谷アップルストアのインストア、無事終了しました。
ご来場下さった方々、どうもありがとうございました。
セットはこういう感じです。
１、鈍行ブックモービル
２、アゲハに映る
３、サイクル曜日
４、夏でもなく秋でもなく
５、夜に塗れて
６、読みかけの夏
７、虹

昨日は仕事を早めに切り上げて渋谷に向かって、
アップルストア着いてサウンドチェックしたらすぐ本番。
みたいな感じで落ち着く間もなく、
気が付いたら終わっていたという印象だったのですが、
全体的に緩い感じで良かったんじゃないかと思います。
何かお客さんが普通にお店に来てマックいじりながら聞いてる、
みたいな感じがライブハウスと全然雰囲気が違うので
不思議な感じでしたね。
でもまあ心地良いBGMとして機能してたんじゃないかなと。
PAをやっていただいたアップルのスタッフさんには
綿密なアンサンブルがありそうでないサウンドで面白い、
と好評でした。あとは「虹」の解釈が新鮮だとか、
芝居の伴奏なんかがハマりそう、
とか色々言っていただきました。
最後に記念でボードにメンバー全員でサインしたのですが、
吉川くんは「オレ、サインするの生まれて初めてだ。」
と満を持して初サインを記しておりました。
（写真がそのボードです。）
ライブ自体はスタッフさんがとても気を遣ってくださって
やりやすかったです。
アップルのスタッフさんには本当に感謝です。
ありがとうございました。

ところでサウンドチェックの時に
各々セッティングしていたら突然石本さんが
「五十嵐くん大変だっ、ギターの音が出ないっ！」
と言って来たので「何ですってっ？」と見たら
彼のギターの音が出なくなっていて、
これは大変だと色々あーだこーだやっていたのですが
そのうちにギターも己の存在を再認識したのか
「あ、オレってギターだったわ！」
と言わんばかりに急に音が出るようになって
事なきを得たのですが、こういうトラブルは怖いですね。
そういうのもあってあたふたしていた状況だったのですが
本番は緩い感じになったのでわからないものですね。

本番のMCでは面白いことを言おうと思っていたんですけど、
言う前に「何となくだがこれはスベってしまいそうだ」と
怖じ気付いてしまい、中途半端にネタ振りを繰り返してしまい、
結果として「この人何同じ事繰り返して言ってるのかしら」
状態になってしまって、つい反省してしまったのですが、
まあ別に面白いMCは期待されていないので構わないんですけどね。
しかし言いたい事が言えなかったというのは残念な感じで。
言いたい事も言えないこんな世の中じゃポイズン。
とか反町っぽくその残念さを歌ってみたりしました。
（楽屋で。）
果たしてお客さんにはどう映ったのでしょうか。

で、終わった後はみんなでモツ鍋とか食べて帰りました。
寒かったので鍋がちょうど良かったです。
土曜の夜の渋谷の街は浮かれた若者たちで溢れていて、
酔いつぶれた若い女子が路上に投げ出されていたりして、
「いいんすか、そんなので！」
とか思いながら帰ったのですが
この季節は新歓コンパとか多いからこういう光景はよく目にしますね。
そういう喧噪に紛れて我々は静かに帰りました。
冬でもなく春でもない感じの。
４月の真ん中を。
夜に塗れて。