私、ピアノに聴き惚れて

昨日はハシモトカズマサ氏のライブを見に行って参りました。
実は前にハシモト氏と一緒にライブをやる企画があったのですが
(結局それは実現しなかったんですが)
それ以来彼とは交流があったのですね。
滅多にライブをやらない彼の生演奏なら聴くしかないな。
と思って勇んで出かけたんですが、
とても良い演奏で楽しめましたよ。
今回は大人数のオーケストラという編成で、
全体的にエレクトロニカ色が薄かったんですが、
彼の楽曲を違う角度から楽しめて良かったと思います。
メンバーにはイトケンさんとかめめのヨダさんとか
知り合いもいたし、湯川潮音さんとか鈴木惣一朗さんとか
私が好んで聴く音楽家が多くて、大変心地良かったです。
映像に合わせた彼の即興のピアノソロも良かったですね。
終わったあと鈴木惣一朗さんとお話させてもらったんですけど、
「ハシモトくんの曲はコード進行だけ見ると
オフコースなんだよ。」とその意外な(?)ルーツを
教えてもらって、何となく納得したりしました。


あとこの日の共演のDJ klockの新ユニットも面白かったですね。
生楽器の叙情的なメロの反復にリズムを組み合わせる形で、
テニスコーツとのcacoyとはまた違ったアプローチでしたね。
割とマヘル・シャラル・ハシュ・バズの影響が強いような。
(確かアルバムでもマヘルをネタにしていましたが)
でも冒頭にやった、ハウリング接触不良音をその場で
サンプリングしてリズムにする、
ノイズサンプリングみたいな試みが面白くて、
それをもっと長くやれば良いのになーと思いました。


そんなこんなで色々刺激になりました。
いいイベントだったと思います。
彼のピアノさばきがやはり印象的だったんですが
(彼がピアニストだというイメージがそれほどなかったので)
私もピアノをああして弾きたいものだと思いましたよ。
もしもピアノが弾けたなら、と。
しかし私にはピアノがありませんが。
そしてあなたに聴かせる腕もありませんが。
そんなことを思いながら帰りましたよ。


それにしても湯川潮音ちゃんは可愛い。
可愛い過ぎる。
と、音楽と関係ない感想で最後は締めてみます(笑)。