着こなして、夏

先日「ダメジン」という三木聡監督の映画を見に行ったのですが、
何だかんだで三木監督の作品は
イン・ザ・プール」「亀は意外と速く泳ぐ」と
全部劇場で見て楽しんでおり、
時効警察」もDVDボックスまで購入して楽しんでおり、
何だかすっかり三木ファンの様相を呈している私なのですが、
あの独特な緩い感じの笑いの世界に今回も浸りましたよ。
タイトル通り駄目な登場人物が色々出て来てどーのこーの。
というストーリーなんですが、まあ興味持たれた方はぜひ
劇場へ見に行ってみてください。
いい感じで脱力出来ると思います。
個人的には「市川実日子の夏服が可愛かった。」という、
ストーリーと全く関係ないところが印象に残ったんですけどね。
モデルだもの。
着こなしますよね夏服くらい。
あとザブングルのボケ役の人が出てましたね。
ザブングルって面白いのに今イチ売れてないですよね。


ところで私の隣の席に上下ジャージ姿の、
いやにリラックスした雰囲気のお客さんがいたので、
「そんなゆったりルックで映画館に来るとは達人なり!」
とか思ってたら、上下ジャージ姿で来館した人は
入場料200円オフというサービスがあったのですね。
主人公の温水洋一の劇中での格好が上下ジャージ姿なので
それにちなんでいると思うんですけど。
しかしそれってもし下のズボンだけジャージだったり、
上着だけジャージだったりしたら
半額の100円オフになるのかしら、
とふと思ったんですけど、上下じゃなくちゃ駄目なんですかね。
半分ジャージ姿で「100円オフにしてください」とか
頼んでみると面白いかもしれません。
まあ支配人呼ばれちゃうかもしれませんけどね。
もしくは上下スーツを着て行って
「これがオレなりのジャージなんです!
家ではこれをジャージと呼んでいます!200円オフを!」
とオレルールを主張してみると面白いかもしれません。
まあ警察呼ばれちゃうかもしれませんけどね。
しかしジャージって本来スポーティーなもののはずなのに
なぜかだらしない印象をももたらしてしまうのは
不思議というか可哀相な感じもしますね。
まあ着こなしひとつなんでしょうけどね。


そういえば前に近所のおじいちゃんが
かなりナイスな配色のアディダスのジャージを着て散歩をしていて、
それが実にヒップホップな佇まいで決まっていたので
「おじいちゃん、お洒落!」
と思ったのですが、あれは多分偶然ですね。
実に素敵な偶然ですけどね。
そんな偶然を私も得たいものです。
着こなしひとつで呼び込む偶然というやつを。


着こなしてみたいですね、この夏。
偶然のサマー。
とりあえずはアディダスからですかね!