対黒色旋回飛行物体戦(眞鍋風)

今日は昼間は夏の嵐という感じで雷と大雨に見舞われ、
その後ひんやりとした空気が流れ込み、
夕方は何だか秋のような涼しさになりましたが、
みなさんいかがお過ごしでしょうか。
夏っぽいことしてますでしょうか。
私はというと、
「おいら、ぜんぜん夏っぽいことしてねぇぇぇーーーー!」
とか眞鍋かをり風に表記したくなるほど
この夏は仕事とレコーディングしかしていません。
かをりと同じ気持ちです。
しかしみなさん、かをりにだまされてはいけません。
彼女は芸能人だしそれなりの夏をしているはずです。
庶民の「夏っぽさのなさ」をなめてもらっちゃ困るのです。


そんな夏っぽさのない私ですが、
先ほど夏っぽい大事件に見舞われました。
今さっき部屋の雨戸を閉めようとふと窓を開けたところ、
突然謎の黒い物体がえらいスピードで飛び込んで来まして。
思わず「うおわっ!」とか声を上げて驚いてしまったのですが、
よくよく見るとそれは何とでっかいコウモリ(!)で、
あろうことかコウモリが私の部屋に
間違って入り込んで来てきてしまったのです。
コウモリが私の部屋をぐるぐると旋回しているのです。
こりゃ、えらいことだ!と驚きながらも
私は自分の部屋にコウモリが飛んでいるシュールな光景に
思わず携帯を取り出し、「パシャ!」とか、
何の記念かわかりませんが記念撮影をしたりもしたのですが、
そんな悠長なことしてる場合ではなく、
しかもよくよく考えたら全然夏っぽい事件でもなく、
とにかくタオルやほうきなどでコウモリを窓方面に誘導し、
「寝た振りしてる間に出て行ってくれ」的な、
沢田研二の「勝手にしやがれ」的な心意気で
コウモリを追い出そうと奮闘したのですが、
彼は旋回して飛ぶ傾向があるので
なかなか窓の外の方へ行かないのですね。
同じ所ぐるぐる回ってて。
しかも時折私の方目がけて飛んで来たりもして、
「うおわっ!」とか恥ずかしながら悲鳴も上げてしまったりで、
その後30分ほど窓を全開にしたままコウモリと格闘し
私はすっかり疲れてしまい、末には
「ああ、もうこのままコウモリくんと一緒に住もう。
そして庭には黒いでっかい犬を飼おう。
私の横にはいつもあなた、あなた、あなたがいるの!」
とかコウモリとの同居をも考え出した矢先、
ふっと繰り出したタオルの一撃がコウモリにヒットし、
ばしっ!とか音がしてコウモリくんが落ちたのです。
私は突然の事態に驚きながらも
「おお、ついに倒したぞ!」とか勝利を確信し見ると、
コウモリはダウンしたボクサーの如く弱ってはいるものの
今にもまた飛び出しそうな感じだったので私は怖いのを我慢し、
急いでそのコウモリを新聞紙を何重にもして掴み、
「もう二度と来るなよ!」と言いながら窓の外へ放ち、
短くも充実したコウモリとのランデブーを終えたのでした。


いやー、何だかこうして書くとちょっとしたネタみたいですが
本当にあった出来事なので正直まだドキドキしています。
コウモリが自分の部屋に入って来たという
希有な経験のある方はぜひご一報下さい。
「おいらと一緒よぉぉぉーーーーー!」と
かをり風に共感したいと思います。
いや、マジでビビりました。


そんな私ですが、今日は仕事の方でTBSの番組の撮影があり、
テレビカメラの前でそれなりに映りそれなりに喋ったよという話を
中心に書こうと思ったのですが
この話は別なところに書こうと思います。
なにせ今日はコウモリ事件で心が占められていますので。
何だか夢に出て来そうです。
ああ、この夏の思い出がコウモリ一色で終わってしまうのでしょうか。
それは何と切ないことでしょうか。
コウモリって漢字で書くと蝙蝠なのか。
とか今変換して感心したりしてますけどね。
そんな夏ですよ。
「おいらの夏って、これで終わりぃぃぃーーー!?。」
と、かをり風に叫んで今回は締めさせていただこうかと思います。
取りあえずみなさんコウモリにはご注意くださいね。