土砂の女

昨日はfwjのリハ納めということで
フルメンバーでスタジオに入ったのですが、
新曲をあーだこーだとやってるうちに
すぐ終了時間になってしまい、
まるで2時間が5分であるかのような印象だったのですが、
や、さすがに5分は言い過ぎだな、と
今書きながら思ったのですが、
まあそれくらいすぐに過ぎたよというわけで、
来年のライブに向けて練習しとかないとな、
と改めて思った次第です。
この日フィジキさんはお通夜帰りで喪服で現れたのですが、
来てもなかなかスタジオに入らないので
「どうしたんですか?」と聞くと
「や、塩を撒いてから入ろうと思って。」とのことで、
ちゃんと身を清めてスタジオに入ったので、私は感心しながら
「ディスイズジャパニーズ風習。」と欧米風に言ってみたのですが、
声が小さかったのでみんなノーリアクションでした。
遅れて来た吉川くんはプチ系のお菓子を持参して来て
「おいしいですよ、良かったら食べて下さい。」
と差し出したのですが、
そんなプチ系のお菓子を持ち歩いてるなんて何か可愛いな、
とかちょっと思ったのですが、
そういえば速水もこみち氏がCMやってるプチ系お菓子で、
「プチチョコラングドシャ」というのがあるけど
あれっていつも頭の中で「プチチョコ乱具土砂」という漢字で
変換されてしまい、そりゃあ土砂の色に似ているけどなあ、
チョコとしてはまずいでしょうそれは、などと想像しては
乱具土砂の味に想いを馳せてしまうのですが、
この日吉川くんが持って来たのは乱具土砂じゃなくて
クッキーみたいなやつでした。
とてもおいしそうな。
ところでフルートの小林嬢から、
幼稚園児が「林檎にタッチ」のジャケを見て
「なんでこのリンゴ、赤じゃないのー?」と言ってたよ、
との話を聞いたのですが、
なるほど子供たちが普段食卓で見ているリンゴは大抵赤色なのだな、
そういやそうだ、と思ったのですが、
まあ子供たちに「赤くないリンゴも存在する」という事実を
教えられただけでもこのCDをリリースした甲斐があったな、などと
私は思わぬ役割を果たしていた事実に気付いて満足したのですが、
子供たちよ、リンゴは赤だけじゃないぜ。と、
今度子供たちを見かけたらぜひ教えてあげようと思います。
まあとりあえずメンバーのみなさんお疲れ様でした。
ということで。


ところで著名人の訃報が続いて驚いているのですが、
亡くなられた岸田今日子さんとは幼少の頃、
偶然同じエレベーターに乗り合わせたことがあり、
私の中では「砂の女」「ムーミン」と同時に
「同じエレベーターに乗り合わせた人」という印象が強いのですが、
そのエレベーターを私は途中で降りましたが、
彼女はそのまま上がって天上まで行ってしまわれたんじゃないか、
みたいなイメージがふと浮かんだのですが、
ご冥福を祈りたいと思います。
彼女が新美南吉とかを朗読してるCDを今度聴こうと思いました。