私、暗くない春に

ライブ、無事終了しました。
ご来場下さった方々、どうもありがとうございました。
演奏した曲は以下の通りです。
1、落下する6月
2、7月32日の短編〜スケッチリバーブ
3、くちびるに秋桜
4、ラブの10月革命
5、サイクル曜日
6、夏でもなく秋でもなく


全体的に渋めのセットになりましたが、いかがだったでしょうか。
「スケッチリバーブ」では私もピアニカを吹いたのですが、
二重奏みたいな感じで非常に気持ち良かったです。
「くちびる」の緊張感も良かったし、全体的に演奏を楽しめました。
たまに珍しい曲をやると新鮮で良いですね。
あとたまに珍しい楽器をやると。
今後はピアニカを演奏する機会をもっと増やそうかと思いました。
そういえばこの日共演のMUMUの鍵盤の方もピアニカ好きとのことで
楽屋でピアニカ話を色々させてもらったんですけど、
この日はイトケンさんも含めピアニカ愛好家のミュージシャンが
偶然多数集まってた日になってましたね。
ピアニカ16台所有してるという話には驚きましたけど。
集めたくなるものなんですね。


楽しみにしていた大谷能生氏の朗読ライブは
CDとは違うテキスト(ヘンリー・ミラーの「暗い春」でした)と、
違うトラック(ハモンドJr.のサンプル音を使ったダビーなもの)で、
視覚的にも聴覚的にも非常に面白かったです。
改めて音楽的に聞いてて心地良い声だなと思ったんですが
落ち着いた文章とそれを読む声の安定感と、
妙に落ち着きない彼の動作の合ってなさが新鮮で(笑)、
そこが素敵なんじゃないかと思いました。
(後で聞いたら狙ってやってる、と言っていました。)
朗読に至る経緯に彼のビートニク好きが存在していたというのを聞いて
非常に合点がいった私なのですが、
朗読というジャンルにあえて踏み込んだ彼に
最大限の評価と共感を覚えた旨を伝えることが出来て良かったです。
この日彼はクチロロのTシャツを着ていてそれが印象的だったんですが、
ヘンリー・ミラークチロロの接点とかあるのかな、とか
深く考えたりしたんですが、まあたまたまだったのかもしれません。
彼は彼で私とジマニカさんの着ている服が同じだ、
と私の服装について指摘していたのですが
私とジマニカさんの服装は似てはいるけど全然違う服だったので、
彼は服装を系統で見るのだな、と発見がありました。
その発見が何かに活かされるのかと問われても困りますが(笑)。
そんな大谷さんとは近く何か一緒にやるんじゃないかと思います。
何かってレコーディングですけども。
ぜひお楽しみにということで。


久々に見たイトケン+ジマニカも相変わらず素晴らしかったですね。
ドラム2台と電子音であれだけポップな音楽を作れるのは
世界でも彼らくらいじゃないかと思うのですが、
これに映像がシンクロするd.v.dというユニットは視覚的にも面白く、
本気でお勧めですのでぜひライブで体験されると良いかと思います。
彼らのDVDが夏くらいに出るそうなので今から楽しみです。
そのイトケン+ジマニカさんとも近く何か一緒にやる予定です。
何かってレコーディングですけども。
ぜひお楽しみにということで。


MUMUは初めて見たんですけど、ドラム、トランペット、鍵盤という
変わった編成で、変拍子多用のプログレジャズ(なんでしょうか)で
凄く面白かったです。植村さんの超絶ドラムに聴き惚れました。
こんな難しい曲どうやって作ってるんだろうとか思ったら
植村さん一人で全部作ってるとのことで、
自分で演奏出来るスキルがあるからこういう曲が出来るんだろうな、
なんて思ったりしましたよ。
(メンバーさんが完璧に演奏出来ているのが凄いと思いました。)
その植村さんにはfwjを「綺麗な音楽ですね!」と、
褒めて頂いたのですが、
彼は我々の演奏後に機材を運んでくれたり、
我々の録音をその日のうちにメールで送ってくれたり
非常に優しい気配りの方で、
私が女子なら恋に落ちてしまうんじゃないかと思ったのですが(笑)、
まあ私は男子だったのでそこら辺は大丈夫でした。
この日は植村さんと大谷さんの仕切りだったんですが、
とても丁寧な仕切りで、見習わなければいけないなーと思いました。
こういうイベントに呼んで頂けるのは本当に嬉しいことです。
関係者のみなさんお疲れ様でしたということで。


そんなわけで来月は福岡に行きます。
そちらでもライブを楽しみたいと思っています。
福岡周辺の方、よろしくお願いしますということで。
銀座福岡!