私、走る未来に乗って

福岡ライブの次の日、JR九州の電車に乗る機会を得たのですが、
883系ソニックという車両のデザイン、内装の洗練さに
私は「何、この心地良さ!」と驚きを覚えましたよ。
乗るだけで非常に楽しい体験になりました。
この電車についてはここを参照してほしいのですが、
走るモダンデザインみたいな趣きで。
私が乗ったのは独特な濃い色合いのブルーのソニックで、
教室の如きフローリングの床もさながら、
可愛いミッキーの如き大きな耳の付いた座席に
足を乗せるハンドルみたいなものも付属しており、
乗り心地も見た目も抜群なのですね。
(洒落た美容院のイスを想像してもらえるとわかりやすいです。)
この電車に乗って小倉を経由し、門司港まで行って来たのですが、
途中見かけた813系の近郊型電車のデザインも秀逸で、
シルバーの車体にドア部分の鮮烈な赤が大変にお洒落で。
調べたら同じ人のデザインだったんですが。
九州鉄道のモダンな感覚に触れることが出来て良かったですよ。


考えてみたら機関車からその歴史が始まった列車という乗り物も
今やその頃に比べると確実に未来にいるのであり、
たまに新しい電車や新幹線なんかに乗ると
「あれ、今って21世紀なんじゃん。」と改めて思ったりしますね。
その性能やデザインの未来感に。
今回は利用しなかったんですがモノレールとか、
たまにゆりかもめなどの乗り物に乗っても
「あれ、未来だ、これ。」と思ったりしてしまいますもの。
日常で利用していると普通になるんでしょうけど。
私なんかは山手線にテレビモニターが登場した時などは
「未来だなー。」とかしみじみ思ったものですが、
あれも今は普通に見てますもんね。
私はSuicaなどのパスカードを所有していないので
毎回ちまちまと切符を買って電車に乗っているのですが、
その切符に駅員さんが人力で鋏を入れていた時代を知らない子供も
今や存在するのかと思うと、未来だなここは。
と思わずにはいられないですね。
チキチキとジャズ乗りだったりファンク乗りだったりする
(当時テクノ乗りはあまりいなかったような印象ですが)
あの独特な鋏のリズムをかつて刻んでいた駅員さんは
今はどこでビートを刻んでいるのでしょうか。
もはや切符もいらないこのオートな時代に、
あえて逆行して駅員さんが切符に鋏を入れてくれる
レトロなサービスが登場すればファンは喜ぶと思うんですけど。
東京レトロみたいな感じで。
何だ駄洒落かよという感じですけども(笑)。
ところで私のfwjのアルバムの帯の色が
JR東日本の都内近郊を走る電車の路線カラーに合っているのを
指摘する方は少ないのですが、
1枚目が京浜東北線、2枚目が中央線、
3枚目が山手線のカラーになっているのですね。
そのうち「京浜東北線盤の1曲目」とか、
そういう愛称で曲名が呼ばれたら面白いですが
そんなことはまず起こらないでしょう(笑)。


ところで九州の話に戻すと、門司港から次は船に乗って
下関経由で巌流島に行くというルートを辿ったのですが、
電車の次には船に乗るという乗り物オンパレードな旅になり、
こちらも楽しかったです。
巌流島には理由あって5分しか滞在しなかったんですが。
5分じゃ対決も出来ませんよね。


しかし私もいつまで福岡ネタで繋ぐつもりかという話ですが(笑)。