私、不意を衝かれて

もう4月なんですか。
早いですね。
気が付いたら近所の桜も満開でした。
しかももう若干散り始めていました。
気が付くと咲いていて気が付くと散ってしまっていて、
桜というのは油断がならないですね。
桜に油断しているよりは油断していない方が
良いんじゃないかと思ったりしますが
しかし桜に不意を衝かれるというのもまた良いんじゃないかと、
そういう風に思ったりもします。
今年は割と不意を衝かれました。
桜に。


ところでチェッカーズの本を読んで以来、
何だか彼らのことが気になってしまって、
「ひょっとして、これって恋?」とか思いつつ
ツタヤでベスト盤を借りて来て聞いてみたのですが、
結果恋ではないことがわかったんですが(笑)、楽しめました。
名曲いっぱいありますしね。
しかしファンでもない私がベスト盤をざっと聞いただけで
高杢氏の著書内での発言と思慮の浅さがわかってしまうほどで、
彼の過去の仲間に対する執着と愛憎と低い志に
読んでる方は複雑な気持ちを抱いてしまうわけですが
バンドって大変だなあと改めて思ったりしましたよ。
しかしフミヤ氏が見せる(魅せると書いた方が良いかしら)
あのくるくる回ってキメ!みたいなアクションの
伝承者って現在の芸能界においてあんまり見られないですね。
あれって改めて見ると面白いですよね。こんな感じの。
ここでの高杢氏の手持ち無沙汰ぶりが素敵じゃないかと思いました。


ところで現在、チェッカーズスタイルを踏襲しているバンドに
気志團というのがいますけど、
あのバンドにも楽器を演奏するでもなく曲を作るでもなく
コーラスとダンスのみという、
高杢氏と酷似したポジションのメンバーがいますが、
彼も高杢氏と同じように
「俺ってこのバンドに必要かな。いらないんじゃないかな。」
とリーダーに悩みを打ち明けたりすることがあるんでしょうか。
「馬鹿だなあ、光。お前がいてこその気志團だろう。」
と團長が励ましたりするんでしょうか。
かつてのフミヤ&高杢のような美しき友情で。
私はあのバンドの集団としての存在の強さと危うさが
非常に魅力的だと思っているのですが、
健康的に存続させるために苦労が絶えないことは想像に難くなく、
よく保ってるなあと感心してしまうのですよね。
そこら辺もチェッカーズを反面教師として参考にしてるのでしょうか。


しかし新年度という節目に私は何を語っているのでしょうかね(笑)。
素直にI`m Sorryということで。